吸血鬼に天国はない

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年08月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
344
ISBN:
9784049126709
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吸血鬼に天国はない

  • 著者 周藤 蓮
  • イラスト ニリツ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年08月10日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
344
ISBN:
9784049126709

運び屋の気まぐれと、吸血鬼の嘘。だけど、それは確かに恋だった。

 大戦と禁酒法によって旧来の道徳が崩れ去ったその時代。非合法の運び屋シーモア・ロードのもとにある日持ち込まれた荷物は、人の血を吸って生きる正真正銘の怪物――吸血鬼の少女であった。
  仕事上のトラブルから始まった吸血鬼ルーミー・スパイクとの慣れない同居生活。荒んだ街での問題だらけの運び屋業。そして、彼女を付け狙うマフィアの影。
 彼女の生きていける安全な場所を求めてあがく中で、居場所のないシーモアとルーミーはゆっくりと惹かれ合っていく。
 嘘と秘密を孕んだ空っぽの恋。けれど彼らには、そんなちっぽけな幸福で十分だった。
 人と人ならざる者との恋の果てに、血に汚れた選択が待ち受けているとしても。

 非合法の運び屋と天涯孤独の吸血鬼の共棲を描くファンタジーロマンス、開幕。


 大戦と禁酒法によって旧来の道徳が崩れ去ったその時代。非合法の運び屋シーモア・ロードのもとにある日持ち込まれた荷物は、人の血を吸って生きる正真正銘の怪物――吸血鬼の少女であった。
  仕事上のトラブルから始まった吸血鬼ルーミー・スパイクとの慣れない同居生活。荒んだ街での問題だらけの運び屋業。そして、彼女を付け狙うマフィアの影。
 彼女の生きていける安全な場所を求めてあがく中で、居場所のないシーモアとルーミーはゆっくりと惹かれ合っていく。
 嘘と秘密を孕んだ空っぽの恋。けれど彼らには、そんなちっぽけな幸福で十分だった。
 人と人ならざる者との恋の果てに、血に汚れた選択が待ち受けているとしても。

 非合法の運び屋と天涯孤独の吸血鬼の共棲を描くファンタジーロマンス、開幕。


※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「吸血鬼に天国はない」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 大戦と禁酒法で旧来の道徳が崩れ去った時代。非合法の運び屋シーモアのもとに、運んで欲しい荷物として正真正銘の吸血鬼の少女・ルーミーが持ち込まれる歴史ファンタジー。仕事上のトラブルから始まったルーミーとの 大戦と禁酒法で旧来の道徳が崩れ去った時代。非合法の運び屋シーモアのもとに、運んで欲しい荷物として正真正銘の吸血鬼の少女・ルーミーが持ち込まれる歴史ファンタジー。仕事上のトラブルから始まったルーミーとの同居生活。吸血鬼らしさを見せないルーミーと共に過ごすうちにシーモアの心境が変化してゆく中で、ふと気づいてしまったひとつの事実。確かに変わってしまった何かがあって、それでも二人の間には確かに育まれていたものがあって、ぶつかりあった本音の先にあった結末がとても自分好みでした。これは続巻に期待大の新シリーズですね。 …続きを読む
    よっち
    2019年08月11日
    49人がナイス!しています
  • 大戦と禁酒法により既存の道徳が崩壊してしまった時代、運び屋のシーモア・ロードはルーミー・スパイクと言う名の少女を配達する依頼を受けるが…という所から始まるお話です。とても面白かったです。嘘だらけから始 大戦と禁酒法により既存の道徳が崩壊してしまった時代、運び屋のシーモア・ロードはルーミー・スパイクと言う名の少女を配達する依頼を受けるが…という所から始まるお話です。とても面白かったです。嘘だらけから始まったルーミーの本当の姿が明らかになるに連れて印象としてシーモアがどんどん空っぽになっていく様に感じた矢先の、あの赤ペンキの一件から最後までの展開は、とても曖昧だったシーモアとルーミーとの関係が明確に始まった様に感じられてとても良かったなと思いました。→ …続きを読む
    まるぼろ
    2019年12月04日
    42人がナイス!しています
  • 運び屋と吸血鬼の物語ここに開幕。最初は何かが欠落した青年と何もかもがない吸血鬼の少女の逃避行を通じたボーイミーツガールなラブロマンスか?と思っていたが、どうやらこの作品そんな単純なものでは無いようだ。 運び屋と吸血鬼の物語ここに開幕。最初は何かが欠落した青年と何もかもがない吸血鬼の少女の逃避行を通じたボーイミーツガールなラブロマンスか?と思っていたが、どうやらこの作品そんな単純なものでは無いようだ。偽りの生活の中で変わり、育んでいくもの。そこにあるのは儚さであったり、切なさであったり尊さであったり、苦さと甘さであったり、そういったもの全てを煮詰めたナニカである。人と人では無い化物が二人で生きるために、これまでの自分を捨て去る。そんな変化を複雑に、そして鮮烈に描いた作品だった。いやはや見事だ。 …続きを読む
    まりも
    2019年08月12日
    41人がナイス!しています

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