文庫版 オジいサン

文庫版 オジいサン

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年12月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041084441
label

文庫版 オジいサン

  • 著者 京極 夏彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年12月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784041084441

なにも起きない老後。でもそれがいい。ほっこり笑える、シニア応援小説!

72歳の益子徳一は定年退職後、公団アパートで一人暮らし。
誰かに優しく「オジいサン」と呼かけられたことを思い出したり大した用もないのに訪ねてくる田中電気の二代目と言い合いしたり、調子に乗って変な料理を作ったり――。
一日一日をきちんと大事に、そしてあるがままに生きる徳一は、何気ない日常の中で、ささやかだけれど大切なことに気づいてゆく。
ほっこり笑えてちょっぴり胸が温まる、連作短編集。
<解説・宮部みゆき>

◆一番好きな京極作品の声、多数!

「偏屈がチャーミングに転じて、徳一さんの一分一秒から目が離せない」
――30代女性・校閲者

「買い物や料理、ごみの分別など身近な困難を乗り越えてゆく姿に感動を覚えました」
――40台男性・会社員
72歳の益子徳一は定年退職後、公団アパートで一人暮らし。
誰かに優しく「オジいサン」と呼かけられたことを思い出したり大した用もないのに訪ねてくる田中電気の二代目と言い合いしたり、調子に乗って変な料理を作ったり――。
一日一日をきちんと大事に、そしてあるがままに生きる徳一は、何気ない日常の中で、ささやかだけれど大切なことに気づいてゆく。
ほっこり笑えてちょっぴり胸が温まる、連作短編集。
<解説・宮部みゆき>

◆一番好きな京極作品の声、多数!

「偏屈がチャーミングに転じて、徳一さんの一分一秒から目が離せない」
――30代女性・校閲者

「買い物や料理、ごみの分別など身近な困難を乗り越えてゆく姿に感動を覚えました」
――40台男性・会社員

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「文庫版 オジいサン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 相変わらずオモシロいです。「一日はあっという間に終わるなぁ!」主人公の徳一爺さんと同じ心境で、三度目を読み終えた。爺さんと同じ72歳の時に単行本を読んで、9年が過ぎました。文庫化されて再読。そして先日、 相変わらずオモシロいです。「一日はあっという間に終わるなぁ!」主人公の徳一爺さんと同じ心境で、三度目を読み終えた。爺さんと同じ72歳の時に単行本を読んで、9年が過ぎました。文庫化されて再読。そして先日、この表紙が一新されたのを店頭で手にしたら、又また読みたくなった。表紙のベンチに座る爺さんに、老境に入った自分自身が重なり、一層の親しみを感じてしまった。「オレには、死ぬまであと何日あるんだ…」と語る爺さんの言葉に、残された人生の一日一日を〈一所懸命に生きる〉ことを教わりました。もう一言、続編が読みたい! …続きを読む
    じいじ
    2021年10月23日
    93人がナイス!しています
  • 益子徳一、72歳、独身の一人暮らし。ある日公園で小さな子に「オジいサン」と声を掛けられてからの一週間の物語。物語と言っても何も起こらない。ただ徳一さんが毎日何をして何を考えてるか、日記のように書かれてい 益子徳一、72歳、独身の一人暮らし。ある日公園で小さな子に「オジいサン」と声を掛けられてからの一週間の物語。物語と言っても何も起こらない。ただ徳一さんが毎日何をして何を考えてるか、日記のように書かれているだけ。なのに面白い。徳一さんの境遇は私のものと似てる。そう遠くない未来に私も「オバあサン」と呼ばれる日が来るのだろう。その時、心安らかにそれを受け入れる事が出来るだろうか?歳をとる事が悲しい事だなんて思うような、そんな社会じゃほんとはいけないのにね。いくつになっても、人生謳歌出来ますように! …続きを読む
    chantal(シャンタール)
    2020年04月29日
    92人がナイス!しています
  • 京極堂様のノホホン小説。狐狸も妖怪も出て来ぬが文章はやはり京極節。72歳で公団住宅に一人暮らしの益子徳一さんの日常が脳内モノローグと淡々とした描写で綴られる。一人暮らしだから買い物もすれば料理もする。ゴ 京極堂様のノホホン小説。狐狸も妖怪も出て来ぬが文章はやはり京極節。72歳で公団住宅に一人暮らしの益子徳一さんの日常が脳内モノローグと淡々とした描写で綴られる。一人暮らしだから買い物もすれば料理もする。ゴミ出しでカセットテープの捨て方に悩んだりする。田中電気の二代目や町内会長など近所付き合いも欠かせぬが、昔の人間関係を懐かしく思い出すことも多い。こういう地味で平和な〝オジいサン〟たちが世間にはたくさんいるのだろう。事件が起こらず退屈でもそのまま読み進めば、きっと最後には読んで良かったとしみじみ思うはずだ。 …続きを読む
    昼寝猫
    2024年02月27日
    80人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品