- 著者 太田 愛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年11月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 480
- ISBN:
- 9784041084151
天上の葦 下
- 著者 太田 愛
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年11月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 480
- ISBN:
- 9784041084151
日常を静かに破壊する犯罪。 気づいたのは たった二人だけだった。
失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。――君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。『犯罪者』『幻夏』(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「天上の葦 下」感想・レビュー
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★★★★★★★★★★巨悪との対立軸が明確となる下巻。正光の過去を知る人物「白狐」の手掛かりを求めて辿り着いた瀬戸内海の離島で、鑓水らは島民がひた隠しにする〝何か〟の存在を確信する。あの日、この島で何が起きたのか …続きを読む2021年12月10日281人がナイス!しています
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この文庫化と時を同じくしてこんなニュースが流れました。この小説での登場人物と同じような思いをしてきた方々が現実にいたことを改めて思い出させてくれる、あるいは現実からの最後の警告かもしれないと感じました …続きを読む2019年11月23日242人がナイス!しています
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元・産科医の「正光」と「白狐」の関係が明らかになるにつれていたたまれなくなる。第二次世界大戦での苦悩は当事者でなければわからない。いくら時が経とうとも憤り、無念さが消えることはない。メディアや新聞の犠 …続きを読む2020年09月23日198人がナイス!しています