千夜千冊エディション 宇宙と素粒子

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784044005061
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千夜千冊エディション 宇宙と素粒子

  • 著者 松岡 正剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年06月12日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784044005061

極大の宇宙から極小の素粒子まで。天才科学者たちの発想と思考の秘密に迫る

松岡正剛が五十年にわたって読んできた科学書の中から宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから始まって、いったん時間の矢とエントロピーにこだわり、そこから著者が絶大な影響をうけたヘルマン・ワイルの展望台に立って、一三七億年の宇宙史を相対性理論やインフレーション理論やダークマターの謎でかいつまむ。最後はパリティの問題、部分と全体の関係の問題、ゲージ理論、ヒッグス粒子など量子力学の頭目たちの代表作が並ぶ。
もやもやとしたランダムなものがなにか1つをきっかけに動き始める。何が先にあって何が後からくるのか。ゆらぎ、ゆがみ、構造、秩序、時間。この先、どうなるかわからない宇宙像に思いを馳せる。
松岡正剛が五十年にわたって読んできた科学書の中から宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから始まって、いったん時間の矢とエントロピーにこだわり、そこから著者が絶大な影響をうけたヘルマン・ワイルの展望台に立って、一三七億年の宇宙史を相対性理論やインフレーション理論やダークマターの謎でかいつまむ。最後はパリティの問題、部分と全体の関係の問題、ゲージ理論、ヒッグス粒子など量子力学の頭目たちの代表作が並ぶ。
もやもやとしたランダムなものがなにか1つをきっかけに動き始める。何が先にあって何が後からくるのか。ゆらぎ、ゆがみ、構造、秩序、時間。この先、どうなるかわからない宇宙像に思いを馳せる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章天体のめざめ
ガリレオ・ガリレイ『星界の報告』一七三五夜
ヨハネス・ケプラー『宇宙の神秘』三七七夜
エドウィ ン・ハッ ブル『銀河の世界』一六七夜
渡部潤一『新し い太陽系』一二三一夜
佐伯和人『月はすごい』一七三三夜
佐治晴夫『宇宙の不思議』一二二六夜.
第二章時間 ・空間 ・エントロピー・ゆらぎ
リチャード・モリス『時間の矢』一〇六一夜
ピーター・W・アトキ ンス『エントロピーと秩序』三六八夜
イリヤ・プリゴジン『確実性の終焉』九〇九夜.
エリッヒ・ヤ ンツ『自己組織化する宇宙』一七三一夜
ヘルマ ン・ワイル『数学と自然科学の哲学』六七〇夜
ジョン・バ ロー『万物理論』一一八〇夜
第三章宇宙を物理する
池内了『物理学と神』一二五四夜.
佐藤勝彦『宇宙137億年の歴史』一七三四夜
エルンス ト・マッハ『マッハ力学』一五七夜
アルバート・アインシュタイ ン『わが相対性理論』五七〇夜
スティーヴ ン・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る』一九二夜.
リオーダ ン&シュラム『宇宙創造とダークマ ター』六八七夜
フレッド・アラ ン・ウルフ『もう一 つの宇宙』七六〇夜
第四章千一夜目の宇宙論
ブライアン・グリー ン『エレガントな宇宙』一〇〇一夜
第五章素粒子と量子
ヤン・チェンニ ン(楊振寧)『素粒子の発見』一七三四夜
ヴェルナー・ハイゼ ンベルク『部分と全体』二二〇夜
ルイ・ドゥ・ブロイ『物質と光』三四九夜
デヴィッド・ボーム『全体性と内蔵秩序』一〇七四夜.
浅井祥仁『ヒッグス粒子の謎』一五〇六夜.
佐藤文隆『量子力学のイデオ ロギー』一七三八夜.

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「千夜千冊エディション 宇宙と素粒子」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 筆者の本を読むのは何冊目だろう。初めて同氏を知ったのは、工作舎を設立し雑誌『遊』を創刊した頃だから、学生になって間もない頃か。『遊』や『現代思想』などを熱心に読んでいた。吾輩は本書を仕事の合間に読んで 筆者の本を読むのは何冊目だろう。初めて同氏を知ったのは、工作舎を設立し雑誌『遊』を創刊した頃だから、学生になって間もない頃か。『遊』や『現代思想』などを熱心に読んでいた。吾輩は本書を仕事の合間に読んできた。そう、知の巨人なのだろうが、あくまで知の編集者であり、必ずしも知の地平を切り開いた存在という認識は持っていない。本書は、「正剛が五十年にわたって読んできた科学書の中から宇宙論と素粒子論をめぐる代表的な本を厳選」したもの。吾輩の嗜好に叶うだけ、興味津々で楽しめた。題名を「宇宙という場」にすればよかったな。 …続きを読む
    やいっち
    2020年08月30日
    76人がナイス!しています
  • 「千夜千冊」の最初の1冊として読む。宇宙論・素粒子論の一般書(とはいえレベルの高い本)の書評の形をとりながら、宇宙と素粒子、この世界の究極の物理像を求めて、現代物理の最前線を詰め込んだ1冊。テーマに沿 「千夜千冊」の最初の1冊として読む。宇宙論・素粒子論の一般書(とはいえレベルの高い本)の書評の形をとりながら、宇宙と素粒子、この世界の究極の物理像を求めて、現代物理の最前線を詰め込んだ1冊。テーマに沿って展開していく本ではなく、いきなり本論のみで構成したような感覚で、現代物理をユニークな角度で知ることができる。後半はミクロとマクロの世界を激しく往復し、著者は、ひとりの読者・編集者として、物理学者以上に世界像を必死につかもうとしているかのように思える。今年書かれた章も多く、歴代の本の重みと新鮮さを感じた。 …続きを読む
    へくとぱすかる
    2020年09月29日
    66人がナイス!しています
  • 千夜千冊シリーズの中では難解な1冊。著者がこの50年で読んだ宇宙論、素粒子論の本を、自分の感想(むしろ持論)を含めて紹介。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから、現代の宇宙物理学者まで計26冊。松岡正剛氏なり 千夜千冊シリーズの中では難解な1冊。著者がこの50年で読んだ宇宙論、素粒子論の本を、自分の感想(むしろ持論)を含めて紹介。ガリレオ、ケプラー、ハッブルから、現代の宇宙物理学者まで計26冊。松岡正剛氏なりに、かみ砕いているのだろうが、宇宙論は俯瞰できても、量子力学分野に分け入ると追いつかない。 …続きを読む
    たびねこ
    2021年10月30日
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