- 著者 芳賀 日出男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年07月16日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044004965
神さまたちの季節
- 著者 芳賀 日出男
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年07月16日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784044004965
その瞬間、人は神になる――。民俗写真家が捉えた日本的情緒と興奮!
「無数にある日本の季節祭のなかにとけこんで、目や耳で自国を知ろうとする人のために、本書はささやかな友人になれたらと思うのである」宮本常一と旅を共にし、各地の祭礼や習俗を捉えてきた民俗写真家、芳賀日出男。人々が新しい生活や生き方を模索した昭和30年代、郷土の歳事や伝統芸能を受け継ぎ、創造していくエネルギッシュな姿を、丹念なフィールドワークで浮き彫りにする。日本的情緒が写真に宿る。
解説・神崎宣武
解説・神崎宣武
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
初春の傀儡師(徳島県)─正月─
神秘の除夜
人型信仰
傀儡師村の組織
雪祭のかまくら(秋田県)─二月─
水神の祭
かまくらの歴史
観光化する雪祭
犬ッコ
吹雪の訪問者
お遍路さん(徳島県)─三月─
バス遍路
村のおきて
遍路宿
おばあさん
暮色の薬王寺
春の豊年祭(愛知県)─三月─
豊作の象徴
男性神の神幸
性神の黎明期
薬師寺の花会式(奈良県)─四月─
造花の祭
修二会
鬼追い式
鎮花祭(京都府)─四月─
疫神鎮送
桜花の占い
祭の知恵
柳川の水天宮祭(福岡県)─五月─
白秋のふる里
舟舞台
見物の人々
伊勢の早乙女(三重県)─六月─
伊雑宮の神田
苗代にかける呪術
田植の芸能
神領の民
津和野の鷺舞(島根県)─七月─
鯉の泳ぐ城下町
鷺の精
鷺舞の系譜
京都の鷺舞
七夕(富山県)─八月─
棚機姫信仰
高岡の七夕
七夕流し
海浜の盆(静岡県)─八月─
漁村の盆棚
村の祖霊
浜辺の盆踊
灯籠流し
佐陀神能(島根県)─九月─
茣蓙替の神事
七座の神楽
能と神楽の混合オペラ
神楽の民衆化
八鹿と牛鬼(愛媛県)─十月─
鹿の精
東北のシシ舞
狩の儀礼
暴れん坊の牛鬼
稲霊(奈良県)─十月─
頭屋の祭
稲霊の分霊
晴れの日
秋祭の風流(熊本県)─十一月─
見せる祭へ
妙見さま
美しい笠鉾
山の中のお旅所
風流の価値
霜月の訪れ神(愛知県)─十一月─
祭の場
外来神の現われ
人気者の大黒天
神部屋
秩父の夜祭(埼玉県)─十二月─
秩父囃子
地芝居
町と祭のつながり
山車をひく
冬の花火
若宮のおん祭(奈良県)─十二月─
影向の松
闇夜の神幸
芸能団の訪れ
後宴の能
解説 神崎宣武
初春の傀儡師(徳島県)─正月─
神秘の除夜
人型信仰
傀儡師村の組織
雪祭のかまくら(秋田県)─二月─
水神の祭
かまくらの歴史
観光化する雪祭
犬ッコ
吹雪の訪問者
お遍路さん(徳島県)─三月─
バス遍路
村のおきて
遍路宿
おばあさん
暮色の薬王寺
春の豊年祭(愛知県)─三月─
豊作の象徴
男性神の神幸
性神の黎明期
薬師寺の花会式(奈良県)─四月─
造花の祭
修二会
鬼追い式
鎮花祭(京都府)─四月─
疫神鎮送
桜花の占い
祭の知恵
柳川の水天宮祭(福岡県)─五月─
白秋のふる里
舟舞台
見物の人々
伊勢の早乙女(三重県)─六月─
伊雑宮の神田
苗代にかける呪術
田植の芸能
神領の民
津和野の鷺舞(島根県)─七月─
鯉の泳ぐ城下町
鷺の精
鷺舞の系譜
京都の鷺舞
七夕(富山県)─八月─
棚機姫信仰
高岡の七夕
七夕流し
海浜の盆(静岡県)─八月─
漁村の盆棚
村の祖霊
浜辺の盆踊
灯籠流し
佐陀神能(島根県)─九月─
茣蓙替の神事
七座の神楽
能と神楽の混合オペラ
神楽の民衆化
八鹿と牛鬼(愛媛県)─十月─
鹿の精
東北のシシ舞
狩の儀礼
暴れん坊の牛鬼
稲霊(奈良県)─十月─
頭屋の祭
稲霊の分霊
晴れの日
秋祭の風流(熊本県)─十一月─
見せる祭へ
妙見さま
美しい笠鉾
山の中のお旅所
風流の価値
霜月の訪れ神(愛知県)─十一月─
祭の場
外来神の現われ
人気者の大黒天
神部屋
秩父の夜祭(埼玉県)─十二月─
秩父囃子
地芝居
町と祭のつながり
山車をひく
冬の花火
若宮のおん祭(奈良県)─十二月─
影向の松
闇夜の神幸
芸能団の訪れ
後宴の能
解説 神崎宣武
「神さまたちの季節」感想・レビュー
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新年を寿ぐ傀儡師や春の野を行く遍路、鎮花祭に早乙女、盆に秋祭りと日本の四季を彩る数々の祭り。そんな数々の祭りを写真と文で解説した一冊。撮影されたのは六十年代、五十年昔だけど、今思えばその頃がこういう祭 …続きを読む2021年03月21日69人がナイス!しています
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写真家・芳賀氏のニッポンの祭歳時記。昭和30年代、日本が高度成長期に入って社会構造の変化が伝統のある祭にも大きく影響を及ぼしていることが幾度も言及され、伝統を継承することの難しさ、担い手の意識の変遷が読 …続きを読む2022年02月23日33人がナイス!しています
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1960年代に撮影された貴重な写真から見えてくるのは、日本各地が持つコミュニティの力だ。独自の文化を伝承することができる確かな知識と密な人間関係。その独特な世界をあっけらかんとのぞきこむ写真は無邪気で、ほ …続きを読む2020年10月22日24人がナイス!しています