- 著者 井原 西鶴
- 訳者 富士 正晴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年11月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044004927
男色大鑑
- 著者 井原 西鶴
- 訳者 富士 正晴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年11月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044004927
日本近世文学の「異色」の最高傑作、初の文庫化。
江戸時代、武家社会を中心に男どうしの恋は公然のふるまいとされていた。そのなかでも王道の組み合わせは、おじさんと美少年である。三角関係のもつれ、容色の衰えによる歌舞伎若衆の悲劇や役者の苦労話……男たちの恋物語を西鶴が浮世草子に活写。美貌を誇った少年たちの末路は、恋に殉じての切腹や、この世の無常をはかなんだ出家しかないのか。近世文学「異色」の最高傑作、初の文庫化。上方文化に精通した小説家の抄訳版。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
色はふたつの物あらそひ
此道に。いろはにほへと
垣の中は松楓柳は腰付
形見は二尺三寸
ほか
此道に。いろはにほへと
垣の中は松楓柳は腰付
形見は二尺三寸
ほか
「男色大鑑」感想・レビュー
-
江戸時代、男子の公然の嗜みとされていた男色。その男色も本となるとテンプレートが見えてくる!序の「色はふたつの物あらそひ」は男色が如何に尊ばれているかが説かれているのだが、まず、文体が凄い。前者に男女の …続きを読む2021年05月13日78人がナイス!しています
-
西鶴は嘆いている。 BLほど美しいもてあそびはないのに、今どきの人はこのすばらしさをしらない。 素戔嗚が稲田姫に血迷って女に恋することを、知ってしまったからだって。 さすが世之介を世に登場せしめた西鶴 …続きを読む2022年06月30日12人がナイス!しています
-
読了:◎ 江戸時代の男色を中心に据えた浮世草子。武士編と歌舞伎若衆編がある。どちらも男同士の関係の心意気を書いている。武士編では命を賭しての恋のやりとりがあり、歌舞伎若衆編では役者ならではの苦悩や恋が書 …続きを読む2020年01月09日8人がナイス!しています