光炎の人 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041082126
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光炎の人 下

  • 著者 木内 昇
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041082126

技術の発展は、善か悪か――。直木賞作家が放つ問題作!

大阪の工場ですべてを技術開発に捧げた音三郎。新たな可能性を求めて東京へ移った彼を待ち受けていたものとは? 大戦の足音が聞こえる中、音三郎の運命は……。数多の賞を受賞した著者の記念碑的大河小説 大阪の工場ですべてを技術開発に捧げた音三郎。新たな可能性を求めて東京へ移った彼を待ち受けていたものとは? 大戦の足音が聞こえる中、音三郎の運命は……。数多の賞を受賞した著者の記念碑的大河小説

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「光炎の人 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最後まで音三郎の生き様に共感できなかった。おのれの探究心だけの為に志をすてて満州に渡る。 中国に利用されたことにも気づかずに関東軍からも切られてしまう。読み進めるのが辛く後味が悪い作品だった。 最後まで音三郎の生き様に共感できなかった。おのれの探究心だけの為に志をすてて満州に渡る。 中国に利用されたことにも気づかずに関東軍からも切られてしまう。読み進めるのが辛く後味が悪い作品だった。
    ゴンゾウ@新潮部
    2022年02月13日
    84人がナイス!しています
  • 誰よりも先に無線機開発を実現する!ひたすらそればっかし追求するようになり、邪魔になる人はどんどん切り捨ててまうよーな嫌な奴になってしもてった音三郎。小学校もでてへんのに工科大学卒って経歴詐称し東京の砲 誰よりも先に無線機開発を実現する!ひたすらそればっかし追求するようになり、邪魔になる人はどんどん切り捨ててまうよーな嫌な奴になってしもてった音三郎。小学校もでてへんのに工科大学卒って経歴詐称し東京の砲兵工廠に入社、関東軍のえらいさんの娘と結婚し、満州事変前の関東州にわたってひたすら中国でのそれも戦争での無線機活用を目指しまくったんやけど…いろんなこと犠牲にしてた報い、やっぱ出てきてしまうやんね…「すべての技術は希望からはじまるんや、人の暮らしを明るうする、それこそ技術なんや」金海の言葉が正解なんやろなあ… …続きを読む
    大阪魂
    2022年01月31日
    57人がナイス!しています
  • 無線機試作品で頓挫した音三郎は、学歴を詐称して東京の陸軍研究所へ潜り込む。やがて念願の真空管無線機が完成するが、その直後満州の関東軍のもとへと出向を命じられる。かつて自分の発明品で人々を幸せにしたいと 無線機試作品で頓挫した音三郎は、学歴を詐称して東京の陸軍研究所へ潜り込む。やがて念願の真空管無線機が完成するが、その直後満州の関東軍のもとへと出向を命じられる。かつて自分の発明品で人々を幸せにしたいと願って音三郎は、いまや無線機の実績を上げるためなら戦争さえ厭わない考えに変わっていた。明治~大正~昭和期を背景に、近代化の波に翻弄された男の一生がなんともやるせない。ラスト音三郎の「利平……なんの冗談じゃ」の声が虚しく響く。これまで読んだ木内作品のなかでいちばん重たい作品かも。 …続きを読む
    タツ フカガワ
    2021年08月08日
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