- 著者 岩井 圭也
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年04月26日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041080382
夏の陰
- 著者 岩井 圭也
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年04月26日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041080382
出会ってはならなかった二人の対決の行方は――。「罪」と「赦し」の物語。
運送会社のドライバーとして働く倉内岳は、卓越した剣道の実力を持ちながら、公式戦にはほとんど出場したことがなかった。岳の父である浅寄准吾は、15年前、別居中だった岳と母の住むアパートに立てこもり、実の息子である岳を人質にとった。警察との膠着状態が続いた末、浅寄は機動隊のひとりを拳銃で射殺し、その後自殺する。世間から隠れるように生きる岳だったが、自分を剣道の道に引き入れてくれた恩人の柴田の願いを聞き入れ、一度だけ全日本剣道選手権の京都予選に出場することを決意する。予選会の日、いかんなく実力を発揮し決勝に進出した岳の前に、一人の男が立ちはだかる。辰野和馬、彼こそが岳の父親が撃ち殺した機動隊員の一人息子だった。「死」を抱えて生きてきた者同士、宿命の戦いが始まる――。
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