- 著者 田中 ひかる
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年02月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044004736
生理用品の社会史
- 著者 田中 ひかる
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年02月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 304
- ISBN:
- 9784044004736
人類が、生理用品改良に重ねてきた奮闘の軌跡―。
日本女性の生活を大きく変えた画期的な商品「アンネナプキン」。その誕生は、ほんの50年ほど前のことである。女性の社会進出を支えた商品開発の裏には、一人の女性経営者の一筋縄ではいかないドラマがあった――。植物、絹、脱脂綿、ビクトリヤなど、不便で不快だった古い経血処理の方法から、欧米ほどタンポンの使用が普及しなかった理由まで。一大ビジネスへと発展した、女性史にとどまらない日本社会の変遷を明らかにする。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
第一章 ナプキンがなかった時代の経血処理―植物から脱脂綿まで
第二章 生理用品の進化を阻んだ月経不浄視―「血の穢れ」の歴史
第三章 生理用品が変えた月経観―アンネナプキンの登場
第四章 今日の生理用品―ナプキンをめぐる“イデオロギー”
おわりに
文庫版あとがき
引用・参考文献
生理用品関連年表
アンネ社広告資料
「生理用品の社会史」感想・レビュー
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前半は月経の社会史。月経中の女性が不潔な環境に耐え、差別されたかが詳細に書かれ、悲惨過ぎて読むのが辛い。女から産まれておいて女を差別するなよな。ところがアンネナプキン登場から一気に空気が変わる。巻末の …続きを読む2020年12月16日113人がナイス!しています
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映画でも『パッドマン』や『ピリオド』(Netflix)のような、疑問だが不思議と口に出せなかった「如何に多くの人に如何に安全で手軽に生理用品が使えるようになっていったのか」を取り上げるようになった昨今。今、女 …続きを読む2019年06月24日87人がナイス!しています
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10年ほど前にミネルヴァから出版された数少ない女性の月経と生理用品の歴史をまとめた良書。文庫になっていたのを教えて頂いて♪まず近代の月経への衛生教育は必要度の高いはずの労働要員女性ではなく「将来の『優秀 …続きを読む2023年04月14日76人がナイス!しています