ザ・ジャパニーズ

ザ・ジャパニーズ

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
704
ISBN:
9784044004675
label

ザ・ジャパニーズ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
704
ISBN:
9784044004675

日本研究の第一人者、ライシャワーによる日本人論の金字塔。初の文庫化!

世界において日本ほど長い孤立の歴史をもつ国はない。その経験と地理的特異性とが相まって、日本人は文化的に特異な民族でありつづけた。つよい自意識と集団性、独自の宗教観、自己完結の傾向、他から学習し自らに適応させる並外れた能力――。日本研究の第一人者ライシャワーが圧倒的分析力と客観性、深い洞察をもって日本を論じた本書は70年代にベストセラーを記録。日本の未来に向けて発した期待と危惧が今あらためて強く響く。 世界において日本ほど長い孤立の歴史をもつ国はない。その経験と地理的特異性とが相まって、日本人は文化的に特異な民族でありつづけた。つよい自意識と集団性、独自の宗教観、自己完結の傾向、他から学習し自らに適応させる並外れた能力――。日本研究の第一人者ライシャワーが圧倒的分析力と客観性、深い洞察をもって日本を論じた本書は70年代にベストセラーを記録。日本の未来に向けて発した期待と危惧が今あらためて強く響く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

 まえがき 日本語版によせて

舞台
1 国土
2 農業と天然資源
3 孤立

歴史的背景
4 古代の日本
5 封建制度
6 幕藩体制
7 明治維新
8 立憲制度
9 軍部による反発
10 占領軍による改革
11 戦後の日本

社会
12 多様性と変化
13 集団
14 相対主義
15 個性
16 ヒエラルキー
17 教育
18 ビジネス
19 大衆文化
20 婦人
21 宗教
22 心理的諸傾向

政治
23 政治伝統
24 天皇
25 国会
26 その他の政府機関
27 選挙
28 政党
29 意思決定過程
30 問題点
31 傾向と趨勢
32 政治のスタイル

世界のなかの日本
33 戦前の記録
34 中立か同盟か
35 貿易
36 相互依存
37 言語
38 隔絶感と国際化
39 日本の未来

訳者あとがき

解説 世界の中の日本の役割とは何か  池田雅之

「ザ・ジャパニーズ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 東京に生まれ、ハーバード大で東アジア史を専門に研究、駐日大使も務めた著者による日本論。40年程前に書かれたもので、近年の国際社会における日本人の存在感等は隔世の感があるものの、基本的な部分は全く違和感が 東京に生まれ、ハーバード大で東アジア史を専門に研究、駐日大使も務めた著者による日本論。40年程前に書かれたもので、近年の国際社会における日本人の存在感等は隔世の感があるものの、基本的な部分は全く違和感が無い内容でした。外国人の目から客観的に見た日本像は驚くほど正確に実態を捉えたもの。厳しい指摘はありますが概ね好意的な評価なのは意外。必要以上に己を卑下する点に関しては自信を持たせてくれ、見て見ぬ振りをしがちな弱点に関しては冷静に指摘してくれている様で、著者の日本に対する愛情の様なものも感じられました。 …続きを読む
    piro
    2020年10月21日
    30人がナイス!しています
  • 日本で生まれ、ハーバードでは東アジアを研究し、太平洋戦争では大佐として日本軍の暗号解読を行い、元勲“松方正義”の孫の松方ハルと結婚し、ジョン・F・ケネディ大統領の下で駐日アメリカ特命全権大使となったエド 日本で生まれ、ハーバードでは東アジアを研究し、太平洋戦争では大佐として日本軍の暗号解読を行い、元勲“松方正義”の孫の松方ハルと結婚し、ジョン・F・ケネディ大統領の下で駐日アメリカ特命全権大使となったエドウィン・O・ライシャワー氏の”日本・日本人論” さすがに詳しい!そんじょそこらの日本の学者では到底敵わない知識の幅と分析力です。解説にもあるようにラフカディオ・ハーンの『日本の面影』、ルース・ベネディクトの『菊と刀』の系譜を継ぐ趣を持っていますね。ただ、日本人に向けた書ではないため、耳のいたい話も多い。 …続きを読む
    niisun
    2020年06月18日
    28人がナイス!しています
  • 534作目。12月1日から。長かった。ボリューミーな一作。歴史を紐解き現代の日本の抱える問題を根元から炙り出すといった内容。書いたのが海外の方とは思えない程に饒舌でかつ深みがある。そして視線が比較的フラット 534作目。12月1日から。長かった。ボリューミーな一作。歴史を紐解き現代の日本の抱える問題を根元から炙り出すといった内容。書いたのが海外の方とは思えない程に饒舌でかつ深みがある。そして視線が比較的フラットなので客観性についても安心して受け入れることができる。どれだけ学べばここまでの知識を会得し、これだけのアウトプットを引き出せるようになるのだろうか。作者の造形の深さには驚嘆を覚えるばかりだ。そして訳者のセンスも凄まじい。決して翻訳本とは思わせないような自然さには恐れ入ってしまう。 …続きを読む
    氷柱
    2019年12月17日
    10人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品