- 著者 遠藤 由実子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年02月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784041078679
うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵
- 著者 遠藤 由実子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年02月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 192
- ISBN:
- 9784041078679
浮世絵から消えた絵を追い、少女が辿り着いたのは…民俗学ライトミステリー
調布は深大寺の近く――武蔵野の自然が残るその地には、子どもにしか視えない宿屋がある。幽霊や妖怪など<人でないモノ>が泊まる宿屋、「うつせみ屋」。人間は、〈特別な用〉がなければ、入ることができない。怖がりな小学六年生の鈴は、ある夜、浮世絵師だった亡き祖父の霊に「浮世絵から出ていった絵を――〈あの子〉を探してほしい」と頼まれ、祖父のヒントを頼りに、うつせみ屋にたどり着く。鈴がそこで出会ったのは、どこか寂しげな面持ちの青年店主・晴彦と、気まぐれに自分を助けてくれる白い狐だった。晴彦から、祖父が浮世絵師を志すきっかけとなった浮世絵コレクションを見せられた鈴は、うつせみ屋に通うことを決意し、時に晴彦からヒントを与えられながら、絵の正体へと近づいていく。人でないモノの宿は、怖い。しかし、妖の宴に巻きこまれ、妖と言葉を交わすうちに、鈴は怖がりながらも、うつせみ屋に惹かれるようになる。やっとできた学校の友達の京子にせがまれてうつせみ屋を訪れた鈴だったが、そこで京子が行方不明となり…。果たして京子を救出できるのか。あの白い狐は何者だったのか。ハラハラドキドキでラストまで一気読みの本作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵」感想・レビュー
-
浅草で開催されていたBOOK MARKETで購入しました。目に前に遠藤さんご自身がいらっしゃって、サイン本をいただきました。表紙のイメージとは少し違う本格的な物語でした。200ページ弱の短い物語ですが、じっくり読み …続きを読む2023年07月19日70人がナイス!しています
-
小学6年生とは思えない知識、しかも風流な浮世絵や判じ絵、絵暦等に堪能とは!。祖父たるものこのように孫に教養を与えるべきなのにうちの爺様はダジャレのみ。お茶の入れ方一つ今の子は知るまい。私も何も教えられ …続きを読む2020年01月27日54人がナイス!しています
-
澤田瞳子さんの「稚児桜」を読んでいたが、2020年に読んだこの本に最近ナイスを頂き(#^^#)、どんなんやったかな ぁと気になって再読。やっぱり祇園祭の後祭りの日ともなると、こういう涼し気な妖ものが一番!。暑い …続きを読む2023年07月24日46人がナイス!しています