戦国大名と国衆

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年12月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047036703
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戦国大名と国衆

  • 著者 平山 優
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年12月21日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784047036703

領国支配と軍事編成――その中核に誰がいたのか。

戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主たちはいかに誕生したのか。大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名とどのような双務的関係を結び、彼らの権力構造にいかなる影響を及ぼしていたのか。武田氏を主軸に、史料渉猟から浮かび上がる国衆の成立・展開・消滅の歴史を追い、戦国大名の領国支配と軍事編成の本質を総括・通覧する。

はじめに
第一章 戦国期の国衆と先方衆
第二章 室町期国人領主の成立と展開
第三章 国人領主から国衆へ
第四章 戦国大名領国下の国衆「領」(「国」)
第五章 国衆の武田氏従属
第六章 先方衆としての国衆と武田氏
終 章 武田氏滅亡と国衆
参考文献一覧
あとがき
戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主たちはいかに誕生したのか。大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名とどのような双務的関係を結び、彼らの権力構造にいかなる影響を及ぼしていたのか。武田氏を主軸に、史料渉猟から浮かび上がる国衆の成立・展開・消滅の歴史を追い、戦国大名の領国支配と軍事編成の本質を総括・通覧する。

はじめに
第一章 戦国期の国衆と先方衆
第二章 室町期国人領主の成立と展開
第三章 国人領主から国衆へ
第四章 戦国大名領国下の国衆「領」(「国」)
第五章 国衆の武田氏従属
第六章 先方衆としての国衆と武田氏
終 章 武田氏滅亡と国衆
参考文献一覧
あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「戦国大名と国衆」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 司馬遼太郎の時代にはなかった国衆という概念は、戦国期理解に欠かせぬものとして時代小説にも浸透しつつある。単に大名に服属した中小領主と思われがちだが、大きな自治権を有し大名権力をも左右した実態は相当複雑 司馬遼太郎の時代にはなかった国衆という概念は、戦国期理解に欠かせぬものとして時代小説にも浸透しつつある。単に大名に服属した中小領主と思われがちだが、大きな自治権を有し大名権力をも左右した実態は相当複雑だ。著者の専門である武田氏を取り上げて、その成立から大名と国衆の関係がどう変わってきたかを史料に基づき明らかにする。勝頼を見限って一斉に離反したのが武田滅亡の原因となったとは、間違いなく戦国史を動かす存在といえる。伊達や毛利、大友や島津でも国衆と大名の関係が注目されており、新たな歴史研究の先駆的業績といえる。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2020年11月07日
    53人がナイス!しています
  • 77武田家の国衆と戦国大名の関係を読み解いてそこから周辺の国衆達の動向を見ていく。先方衆という名を見てただ最前線を任される可哀そうな人達というイメージを持ってましたが一万石ほどの領地を持った有力な国衆を 77武田家の国衆と戦国大名の関係を読み解いてそこから周辺の国衆達の動向を見ていく。先方衆という名を見てただ最前線を任される可哀そうな人達というイメージを持ってましたが一万石ほどの領地を持った有力な国衆を指し取りまとめ役を努めていた。領国経営や勢力拡大には国衆の重要性が良くわかりましたが武田家滅亡のきっかけとなった高天神城落城後を見ると国衆の信頼を失うとあっと言う間に一部の直轄地以外の領土を失い破滅するという破壊力も秘めていて国衆の怖さも改めて認識しました。恐ろしや〜 …続きを読む
    スー
    2022年09月04日
    24人がナイス!しています
  • 武田氏を基にして、大名と国衆の関係を書き上げた良書だと思います。国衆なくして領地運営は上手く行かず、軍事行動にも支障を来す。高天神城に籠城する国衆に後詰めを出せず助けられず、見殺しにしてしまったことが 武田氏を基にして、大名と国衆の関係を書き上げた良書だと思います。国衆なくして領地運営は上手く行かず、軍事行動にも支障を来す。高天神城に籠城する国衆に後詰めを出せず助けられず、見殺しにしてしまったことが国衆の離反を生み、武田滅亡へと突き進むのが両者の関係を顕著に表しているのではないかと思う。そして、武田の先方衆から豊臣期と徳川期を生き延びた真田家の凄さを改めて感じさせる。 …続きを読む
    YONDA
    2021年08月29日
    19人がナイス!しています

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