• 海外へ飛び立つ情報処理研究者の父親、中島保は、不動産屋と一人暮らしのため物件を見に行くが、そのアパートで解剖された少女の遺体、惨殺遺体を発見する・・保はハヤサカメンタルクリニックで心理カウンセラーとな 海外へ飛び立つ情報処理研究者の父親、中島保は、不動産屋と一人暮らしのため物件を見に行くが、そのアパートで解剖された少女の遺体、惨殺遺体を発見する・・保はハヤサカメンタルクリニックで心理カウンセラーとなるが、早坂院長と殺人の欲望を痛みに変換し犯行を抑制する「スイッチ」の開発を研究する・・研究開発は成功したかに見えたが、それは犯罪者を自殺に追い込むスイッチと化してゆく・・自分は殺人者か苦悩し、後に天才的プロファイラーとなり、藤堂比奈子刑事との禁断の愛を育む中島保の若き日を描くスピンオフ。切なく悲しい。 …続きを読む
  たっくん

  2022年01月16日
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• 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ。1作目「ON」の保目線でのお話。保は繊細で敏感で正義感が強くて泣き虫で。でも早坂院長の誘導もあり、正義の鉄槌を下す能力も持ち合わせていて恐ろしい方向へ進んでしまう。あの猟 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ。1作目「ON」の保目線でのお話。保は繊細で敏感で正義感が強くて泣き虫で。でも早坂院長の誘導もあり、正義の鉄槌を下す能力も持ち合わせていて恐ろしい方向へ進んでしまう。あの猟奇的事件を目撃しなければ、早坂院長と出会わなければもっと違う未来があったはずなのにと考えてしまう。全ての罪を背負い『スイッチを押すもの』になる保。切ないなぁ。 …続きを読む
  mint☆

  2020年12月17日
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• ONを野比先生の視点から見た作品。読み終わって、なぜだかふぅーっと一息。善はどこまでも善で、悪はどこまでも悪として対比的に描かれてる。悪である事はなんだか簡単で、善である事はなんだか苦しくて。野比先生、 ONを野比先生の視点から見た作品。読み終わって、なぜだかふぅーっと一息。善はどこまでも善で、悪はどこまでも悪として対比的に描かれてる。悪である事はなんだか簡単で、善である事はなんだか苦しくて。野比先生、どうしてそこまで善でいたのか、どうしてそこまで「人」を信じたのか。読んでいて野比先生に少しずつイライラしてる自分は、きっと何かを途中で諦めたのでしょうね。スイッチを押す者は厳密には、野比先生ではなかったのか。みんなが光の元に…そんな野比先生は最後に自分をきちんと救えたのだろうか。☆4 …続きを読む
  せ～や

  2020年11月18日
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