受難

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
656
ISBN:
9784041077689
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受難

  • 著者 帚木 蓬生
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
656
ISBN:
9784041077689

世界を驚かす、圧巻のスペクタクル・サスペンス。

韓国で起きた大型フェリー沈没事故と、別の事故で溺死しips細胞で再生された少女。ふたつの事象をつなぐ真実と、闇に隠された国家陰謀とは。圧倒的スケールで描く、衝撃のサスペンス巨編。 韓国で起きた大型フェリー沈没事故と、別の事故で溺死しips細胞で再生された少女。ふたつの事象をつなぐ真実と、闇に隠された国家陰謀とは。圧倒的スケールで描く、衝撃のサスペンス巨編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「受難」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本作は2014年に韓国で起きた、セウォル号の沈没事故を中心に描いた作品。当時の杜撰な運行状況が詳細に表されていて、思わず引き込まれた。あの悲劇が人災だったことがよく分かる。ただ、それだけではノンフィク 本作は2014年に韓国で起きた、セウォル号の沈没事故を中心に描いた作品。当時の杜撰な運行状況が詳細に表されていて、思わず引き込まれた。あの悲劇が人災だったことがよく分かる。ただ、それだけではノンフィクションノベルに終わってしまうところだが、帚木さんはそれにiPS細胞に3Dプリンターを利用した人間のレプリカを、作成する物語を絡めている。こちらはSF的な印象が払拭できないが、帚木さんが医師なので、現実なのかもしれない。どちらの話も興味深く読んだが、双方をマッチングさせるには、やや無理があるとも感じられた。 …続きを読む
    のぶ
    2019年04月23日
    78人がナイス!しています
  • IPS細胞と3Dプリンターで人のレプリカを作るなんてSFのような始まりですが、物語は実際に韓国で起きたフェリー沈没事故とからめてのサスペンスのような展開になっています。人のレプリカのくだりは、想像の世界とい IPS細胞と3Dプリンターで人のレプリカを作るなんてSFのような始まりですが、物語は実際に韓国で起きたフェリー沈没事故とからめてのサスペンスのような展開になっています。人のレプリカのくだりは、想像の世界というより、もしかしたら現実になりそうな気がして怖さすら感じた。 …続きを読む
    カブ
    2020年03月23日
    37人がナイス!しています
  • 14年に起きた韓国セウォル号沈没事件をモチーフにし、iPS細胞で生き返った女性を交えた作品。「悲素」で味わえた事件の真髄を描き出す作風は秀逸である。セウォル号がいかに汚辱にまみれていたのか理解できる。軍、 14年に起きた韓国セウォル号沈没事件をモチーフにし、iPS細胞で生き返った女性を交えた作品。「悲素」で味わえた事件の真髄を描き出す作風は秀逸である。セウォル号がいかに汚辱にまみれていたのか理解できる。軍、宗教団体、政界との癒着、賄賂。それ故、利益重視で仕込まれた改造、見逃された過積載、不十分な救護の海洋警察、責任放棄で不馴れな船長と乗組員。明らかな人災である。また船会社オーナーは巨額な資金を持ち、事件後失踪、自殺遺体発見に至る(本人であるか怪しい)。転じて医療関連の話しは再生医療の可能性に触れるが、→ …続きを読む
    James Hayashi
    2020年05月26日
    31人がナイス!しています

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