- 著者 梯 久美子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年04月24日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041076323
サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する
- 著者 梯 久美子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年04月24日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041076323
その島は、歴史の狭間に漂っていた。近現代史の縮図を征く珠玉の紀行ルポ!
各紙誌で絶賛! 新たな「宮沢賢治論」の誕生!!
(『産経新聞』2020年5月10日 評者・江上剛氏、『河北新報』2020年5月10日 評者・土方正志氏、『毎日新聞』2020年5月30日 評者・池澤夏樹氏)ほか
「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(2020年4月23日『カドブン』)
かつて、この国には“国境線観光”があった。
樺太/サハリン、旧名サガレン。
何度も国境線が引き直された境界の島だ。
大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。
また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残している。
他にもチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。いったい何が彼らを惹きつけたのか?
多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。
賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!
【目次】
第一部 寝台急行、北へ
一 歴史の地層の上を走る
二 林芙美子の樺太
三 ツンドラ饅頭とロシアパン
四 国境を越えた恋人たち
五 北緯50度線のむこう
六 廃線探索と鉱山王
七 ニブフの口琴に揺られて
第二部 「賢治の樺太」をゆく
一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
二 賢治が乗った泊栄線
三 「青森挽歌」の謎
四 移動する文学
五 大日本帝国、最果ての駅へ
六 オホーツクの浜辺で
七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
八 白鳥湖の謎
九 光の中を走る汽車
十 すきとおったサガレンの夏
おわりに
主要参考文献一覧
(『産経新聞』2020年5月10日 評者・江上剛氏、『河北新報』2020年5月10日 評者・土方正志氏、『毎日新聞』2020年5月30日 評者・池澤夏樹氏)ほか
「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(2020年4月23日『カドブン』)
かつて、この国には“国境線観光”があった。
樺太/サハリン、旧名サガレン。
何度も国境線が引き直された境界の島だ。
大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。
また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残している。
他にもチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。いったい何が彼らを惹きつけたのか?
多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。
賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。
文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品!
【目次】
第一部 寝台急行、北へ
一 歴史の地層の上を走る
二 林芙美子の樺太
三 ツンドラ饅頭とロシアパン
四 国境を越えた恋人たち
五 北緯50度線のむこう
六 廃線探索と鉱山王
七 ニブフの口琴に揺られて
第二部 「賢治の樺太」をゆく
一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
二 賢治が乗った泊栄線
三 「青森挽歌」の謎
四 移動する文学
五 大日本帝国、最果ての駅へ
六 オホーツクの浜辺で
七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
八 白鳥湖の謎
九 光の中を走る汽車
十 すきとおったサガレンの夏
おわりに
主要参考文献一覧
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一部 寝台急行、北へ
一 歴史の地層の上を走る
二 林芙美子の樺太
三 ツンドラ饅頭とロシアパン
四 国境を越えた恋人たち
五 北緯50度線のむこう
六 廃線探索と鉱山王
七 ニブフの口琴に揺られて
第二部 「賢治の樺太」をゆく
一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
二 賢治が乗った泊栄線
三 「青森挽歌」の謎
四 移動する文学
五 大日本帝国、最果ての駅へ
六 オホーツクの浜辺で
七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
八 白鳥湖の謎
九 光の中を走る汽車
十 すきとおったサガレンの夏
おわりに
主要参考文献一覧
一 歴史の地層の上を走る
二 林芙美子の樺太
三 ツンドラ饅頭とロシアパン
四 国境を越えた恋人たち
五 北緯50度線のむこう
六 廃線探索と鉱山王
七 ニブフの口琴に揺られて
第二部 「賢治の樺太」をゆく
一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ
二 賢治が乗った泊栄線
三 「青森挽歌」の謎
四 移動する文学
五 大日本帝国、最果ての駅へ
六 オホーツクの浜辺で
七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太
八 白鳥湖の謎
九 光の中を走る汽車
十 すきとおったサガレンの夏
おわりに
主要参考文献一覧
「サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する」感想・レビュー
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本屋大賞ノンフィクション本大賞にノミネートされてから図書館に予約したのでようやく読めました。ノミネート作、5作目(5/6)、梯 久美子、初読です。宮沢賢治、チェーホフ、村上春樹ら多くの文学者が訪れた地、サ …続きを読む2021年01月10日241人がナイス!しています
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サガレン、現在のサハリン(樺太)の古称。元来、アイヌ、ニブウなどの人々が暮らしていたこの島は、近代になり日露のせめぎ合いの地となる。日露戦争で南半は一時、日本領になるも、二次大戦を経て現在のソ連/ロシ …続きを読む2020年06月12日125人がナイス!しています
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サガレンとは樺太、サハリンのこと。近いけれど馴染みのない地、そして宮沢賢治の旅の足跡に興味が湧いて読んでみた。前半は作者の趣味的な廃線探索の旅。こちらは鉄道旅行記な感じで割とまったり。後半は宮沢賢治の …続きを読む2020年10月21日115人がナイス!しています