- 著者 夏目 漱石
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784041075883
道草
- 著者 夏目 漱石
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年10月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784041075883
すれ違いながら、互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く異色作!
留学帰りの健三は仕事に忙殺され、妻子を思いやる余裕もなく日々を過ごしていた。
ある日、彼のもとへ絶縁したはずの養父・島田が金の無心にやって来る。かつての恩義や見栄のため、頼みを断れない彼に嫌気がさす身重の妻。
しかし意固地な二人は話し合うこともせず、すれ違う。
腹違いの姉からも経済的支援をせがまれ、健三の苦悩は深まる。そんな中、妻は出産を迎えるが……。
分かり合いたい、分かってもらいたい、けれども分かり合えない二人。
互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く、漱石後期の名作。
ある日、彼のもとへ絶縁したはずの養父・島田が金の無心にやって来る。かつての恩義や見栄のため、頼みを断れない彼に嫌気がさす身重の妻。
しかし意固地な二人は話し合うこともせず、すれ違う。
腹違いの姉からも経済的支援をせがまれ、健三の苦悩は深まる。そんな中、妻は出産を迎えるが……。
分かり合いたい、分かってもらいたい、けれども分かり合えない二人。
互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く、漱石後期の名作。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「道草」感想・レビュー
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漱石自身の半生を描いた自伝的小説になります。いかにして明治時代というエゴイズムの時代を生き抜いたかが理解できました。当時の日記を覗いている気分になるからでしょうね。代わり映えしない日々を鮮やかな筆で記 …続きを読む2024年01月14日47人がナイス!しています
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漱石が自分と妻のこと、家族、親類、相手の立場にも立ちつつ静かに回想しているが、金銭的に健三(漱石)に不利益をもたらす人たちに、読んでいて気持ちが重くなり、則天去私の心境にはとてもなれない。読むのをやめよ …続きを読む2020年04月26日21人がナイス!しています
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明治時代の、30代の社会人の日常を描いた小説です。 一般の男性の日記のようなものです。妻への不満と、金を借りに来る親戚にたかられて不満の続く描写が続きます。100年前も現代と同じようかことで悩んでいた …続きを読む2023年12月09日8人がナイス!しています