或阿呆の一生・侏儒の言葉

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041075876

或阿呆の一生・侏儒の言葉

  • 著者 芥川 龍之介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041075876

芥川が命を絶った昭和2年の作品や評論、遺書「或旧友へ送る手紙」等を収録

時代を先取りした「見えすぎる目」がもたらした悲劇。自らの末期を意識した凄絶な心象が描かれた遺稿「歯車」「或阿呆の一生」、最後の評論「西方の人」、箴言集「侏儒の言葉」ほか最晩年の作品を収録。 時代を先取りした「見えすぎる目」がもたらした悲劇。自らの末期を意識した凄絶な心象が描かれた遺稿「歯車」「或阿呆の一生」、最後の評論「西方の人」、箴言集「侏儒の言葉」ほか最晩年の作品を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「或阿呆の一生・侏儒の言葉」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昭和の作品、芥川「晩年」の作品が収録された一冊。「或阿呆の一生」や「侏儒の言葉」といった名高い作品も収録されているが、個人的には「歯車」を始めとして「夢」や「凶」、「鵠沼雑記」といった当時の芥川の精神 昭和の作品、芥川「晩年」の作品が収録された一冊。「或阿呆の一生」や「侏儒の言葉」といった名高い作品も収録されているが、個人的には「歯車」を始めとして「夢」や「凶」、「鵠沼雑記」といった当時の芥川の精神風景を映したような作品に興味を覚える。どの作品も荒涼で鬱々としていて、冬の海岸で荒れる海と曇り空を眺めているような心地もする。偶然が予兆に感じられる時って時々ありますよね。名高い「ぼんやりとした不安」で知られる「或旧友へ送る手記」を読むとあまりに冷静すぎると同時に、剃刀は切れすぎるが脆いという言葉を思い出す。 …続きを読む
    HANA
    2020年03月12日
    69人がナイス!しています
  • 芥川最晩年の短編集です。そのせいか、随所で陰鬱な空気を感じずにはいられませんでした。小説のみならず、箴言集、手紙などがおさめられているのは興味深いところです。 芥川最晩年の短編集です。そのせいか、随所で陰鬱な空気を感じずにはいられませんでした。小説のみならず、箴言集、手紙などがおさめられているのは興味深いところです。
    優希
    2022年04月12日
    54人がナイス!しています
  • 芥川自殺直前の頃に書かれた作品なだけあり、自己嫌悪と希死観念を伺うことができます。この負の感情にひきつけられるんですよね。鬱にどっぷり浸かるのもまた心地良いものです。 芥川自殺直前の頃に書かれた作品なだけあり、自己嫌悪と希死観念を伺うことができます。この負の感情にひきつけられるんですよね。鬱にどっぷり浸かるのもまた心地良いものです。
    優希
    2023年03月20日
    47人がナイス!しています

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