夜の都

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041074442

夜の都

  • 著者 山吹 静吽
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784041074442

あまりにも美しく苛烈な、ヒストリカル・ネオファンタジー×魔法少女物語

異国から来た少女は、眠りの世界で魔女修行をする。「夜の都」を望む異界を訪れて。
魔女の「クダン」から教わるのは、妖精の鱗粉を触媒とした、月の姫から授かりし魔術。
亡者どもを追い払う任務を、世界を守る役目を、図らずも背負わされた少女の運命は。
圧倒的な想像力が世界を創造する、あまりにも美しく苛烈な、ヒストリカル・ネオファンタジー×魔法少女物語。

===
1920年代前半(大正時代)、父と義母とともに、『ガリヴァー旅行記』に登場する東洋の島国を訪れた14歳の少女・ライラ。
7日間を保養地のホテルで過ごすことになったライラだが、古い祠として祀られていた岩井戸で、底から湧き出た星のような小さな光の粉が眼に入ってしまう。
部屋に帰り猛烈な睡魔に襲われた彼女がベッドに倒れ込むと、なぜかそのまま真っ暗闇の空間を落下し、気が付くと見知らぬ場所にいた。
月のように巨大なシャンデリア、大理石の環状列柱が支える絢爛の大広間。
夢だと思ったライラが不思議な空間をさまようと、何処かで電話機のベルが鳴っている。
応答したライラに語り掛けてきた相手は、「月の姫より直々に眠りの魔術を授かりし禍の魔女」で「クダン」と自らを呼ぶようにと言った。
クダンはここが「星の界の異界」であり、空の彼方に屹立する摩天楼群を「夜の都」だと語るのだが……。

日本ホラー小説大賞出身作家、待望の第2作。


===
装画=朱華 「眠る島」 2021
異国から来た少女は、眠りの世界で魔女修行をする。「夜の都」を望む異界を訪れて。
魔女の「クダン」から教わるのは、妖精の鱗粉を触媒とした、月の姫から授かりし魔術。
亡者どもを追い払う任務を、世界を守る役目を、図らずも背負わされた少女の運命は。
圧倒的な想像力が世界を創造する、あまりにも美しく苛烈な、ヒストリカル・ネオファンタジー×魔法少女物語。

===
1920年代前半(大正時代)、父と義母とともに、『ガリヴァー旅行記』に登場する東洋の島国を訪れた14歳の少女・ライラ。
7日間を保養地のホテルで過ごすことになったライラだが、古い祠として祀られていた岩井戸で、底から湧き出た星のような小さな光の粉が眼に入ってしまう。
部屋に帰り猛烈な睡魔に襲われた彼女がベッドに倒れ込むと、なぜかそのまま真っ暗闇の空間を落下し、気が付くと見知らぬ場所にいた。
月のように巨大なシャンデリア、大理石の環状列柱が支える絢爛の大広間。
夢だと思ったライラが不思議な空間をさまようと、何処かで電話機のベルが鳴っている。
応答したライラに語り掛けてきた相手は、「月の姫より直々に眠りの魔術を授かりし禍の魔女」で「クダン」と自らを呼ぶようにと言った。
クダンはここが「星の界の異界」であり、空の彼方に屹立する摩天楼群を「夜の都」だと語るのだが……。

日本ホラー小説大賞出身作家、待望の第2作。


===
装画=朱華 「眠る島」 2021

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

夜の都 もくじ

古代東洋魔術の萌芽
西洋による再発見
魔道概論
各論、及び魔術過剰使用による危険性
決闘礼法
魔道再興計画要綱

「夜の都」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • デビュー作『迷い家』では、閉鎖的異空間で得体の知れないモノに追いかけられる恐怖を上手く描いてた山吹さん。二作目を待ってました!今回の舞台は大正時代の日本の避暑地(軽井沢?)。イギリスの女学生があの『竹取 デビュー作『迷い家』では、閉鎖的異空間で得体の知れないモノに追いかけられる恐怖を上手く描いてた山吹さん。二作目を待ってました!今回の舞台は大正時代の日本の避暑地(軽井沢?)。イギリスの女学生があの『竹取物語』の月の姫が創り出した眠りの異世界に迷い込む。なんじゃそりゃ的ワクワク感満載でしたが『迷い家』の様なその場にいるような恐怖は全く感じれず。ホラーというよりファンタジーですね。アイデアと設定は面白いと思いますがなんだか乗り切れなかったです。得体が最後までわからないという方が怖いし面白いのかもしれません。 …続きを読む
    たいぱぱ
    2022年08月21日
    70人がナイス!しています
  • 大正時代の日本で異国の少女、ライラに起こる魔法少女綺譚。今時の魔法少女のノリやら某シリーズおなじみな件ならぬクダンでやな予感がてんこもり。綺麗な幻想描写になんか絶対騙されない!・・・でも、不安定さと合 大正時代の日本で異国の少女、ライラに起こる魔法少女綺譚。今時の魔法少女のノリやら某シリーズおなじみな件ならぬクダンでやな予感がてんこもり。綺麗な幻想描写になんか絶対騙されない!・・・でも、不安定さと合わせてくらくらして魅せられる。そして世界と文章の深みにはまってく悲劇。・・・これは、メリーバッドエンドでいいんですかね。ある種の魔法少女らしさと言えばそれまでだけど。 …続きを読む
    雪紫
    2022年06月29日
    55人がナイス!しています
  • 1920年代の日本に旅行に来たライラが、魔女クダンに弟子入りし魔法少女になる物語。とにかく世界観が独特だった。自身の想像力が貧困のせいか、理解できない描写もあったが、この世界観と合う人は、とことんハマ 1920年代の日本に旅行に来たライラが、魔女クダンに弟子入りし魔法少女になる物語。とにかく世界観が独特だった。自身の想像力が貧困のせいか、理解できない描写もあったが、この世界観と合う人は、とことんハマるんだろうなぁと感じた。最後の決闘シーンは好きな展開だった。 …続きを読む
    kou
    2022年07月05日
    42人がナイス!しています

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