ファミリー・レス

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041074169
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ファミリー・レス

  • 著者 奥田 亜希子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年10月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041074169

ほんとうの“家族”とは何か――? いま、あなたに一番読んでほしい物語。

「家族か、他人か、互いに好きなほうを選ぼうか」ふたつきに一度だけ会う父娘、妻の家族に興味を持てない夫。家族というには遠すぎて、他人と呼ぶには近すぎる――現代的な”家族”を切り取る珠玉の短編集。 「家族か、他人か、互いに好きなほうを選ぼうか」ふたつきに一度だけ会う父娘、妻の家族に興味を持てない夫。家族というには遠すぎて、他人と呼ぶには近すぎる――現代的な”家族”を切り取る珠玉の短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ファミリー・レス」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • どこがどうと具体的にうまく表現できないのですが、なんとなく作風がハマってる奥田さん作品の再読です。基本、女性が主人公で女性目線から綴られる作品が多く感じますが、本作もその雰囲気に馴染まされてしまいます どこがどうと具体的にうまく表現できないのですが、なんとなく作風がハマってる奥田さん作品の再読です。基本、女性が主人公で女性目線から綴られる作品が多く感じますが、本作もその雰囲気に馴染まされてしまいます。タイトルにあるように様々な'ファミリー'が登場し、さりげなく登場人物達がビミョーに繋がってる構成は読んでいて、作品本質とは別な楽しみ方もできます。家族のあり方を考えたトキに自分に無理してまで、あるべき姿を求める必要は決してないんだなと思わせてくれます。スゴくハマるかと言われると人それぞれな感じは否めません。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2021年09月01日
    121人がナイス!しています
  • 人間は誰しも、外側から見ただけでは分からない、複雑でモヤモヤとした葛藤と呪いのようなものに縛られ生きている。ある人は姉の裏切りに、ある人は親族との確執に、ある人は一言多くなってしまう事に、ある人はヒエ 人間は誰しも、外側から見ただけでは分からない、複雑でモヤモヤとした葛藤と呪いのようなものに縛られ生きている。ある人は姉の裏切りに、ある人は親族との確執に、ある人は一言多くなってしまう事に、ある人はヒエラルキーと淡い恋の狭間に、ある人は本当の親子になりたくて、ある犬は家族の秘密に遭遇し。ドラマチックな救いなど無い。ただ粛々と現実の続きを生きてゆくだけ。この世界で、あの人とあの人の人生が交錯しても、同じ出来事を同じように感じる訳ではない事をそっと教えてくれる。きっと今日も一人と一人が、どこかですれ違っている。 …続きを読む
    風眠
    2022年02月20日
    61人がナイス!しています
  • 実の姉にデキ婚で彼を奪われた妹、売れない画家を続け妻のヒモ状態の男、離婚して一人娘と離れて暮らす父、中3男子の曾祖母との交流、姉の忘れ形見の一人娘と本当の母娘になろうとする妹、婚約破棄し自暴自棄になっ 実の姉にデキ婚で彼を奪われた妹、売れない画家を続け妻のヒモ状態の男、離婚して一人娘と離れて暮らす父、中3男子の曾祖母との交流、姉の忘れ形見の一人娘と本当の母娘になろうとする妹、婚約破棄し自暴自棄になっていた所に、女癖の悪い父の異母兄弟が現れた女。そんな6つの家族の物語。家族の中であって自分の思い通りにいかない孤独を抱え、みんな自分の拠り所を探している。様々な家族の形があってその難しい距離感を、ドラマチックという程はないが、じんわりと響いてくるセリフが心に残る。 …続きを読む
    akiᵕ̈
    2020年09月30日
    53人がナイス!しています

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