新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像

新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784040822563
label

新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像

  • 著者 村松 剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
280
ISBN:
9784040822563

アイヒマン裁判を、アーレントと共に傍聴していた「日本人」作家がいた!

アイヒマン裁判を、ハンナ・アーレントらと共に傍聴していた「日本人」作家がいた!
裁判の現場にいた著者による、生々しき傍聴記とアイヒマンの評論。
絶対に許してはならない優生思想と排外主義。その負の歴史を語り継ぐために、当時ベストセラーとなった本書を復刊する。

人類史に残る、恐るべきナチスによるユダヤ人絶滅計画。
その実態と、その背景にある思想は何か、またこの計画の実際的推進者であったアイヒマンの思想はどのようにして形成されたのか。
当時、イスラエルに赴いてアイヒマン裁判を直に傍聴してきた著者が、この謎に独自の光をあてたものである。
まだハンナ・アーレントが著名になる前、裁判の翌年(1962年)に刊行された本書には、「凡庸な悪・アイヒマン」と、裁判の生々しき様子が描かれている。

※本書は一九六二年に角川新書で刊行され、一九七二年に文庫化された作品を復刊し、著作権承継者による解説を加えたものです。
底本には一九七五年の文庫第七版を使用しました。

アイヒマン裁判を、ハンナ・アーレントらと共に傍聴していた「日本人」作家がいた!
裁判の現場にいた著者による、生々しき傍聴記とアイヒマンの評論。
絶対に許してはならない優生思想と排外主義。その負の歴史を語り継ぐために、当時ベストセラーとなった本書を復刊する。

人類史に残る、恐るべきナチスによるユダヤ人絶滅計画。
その実態と、その背景にある思想は何か、またこの計画の実際的推進者であったアイヒマンの思想はどのようにして形成されたのか。
当時、イスラエルに赴いてアイヒマン裁判を直に傍聴してきた著者が、この謎に独自の光をあてたものである。
まだハンナ・アーレントが著名になる前、裁判の翌年(1962年)に刊行された本書には、「凡庸な悪・アイヒマン」と、裁判の生々しき様子が描かれている。

※本書は一九六二年に角川新書で刊行され、一九七二年に文庫化された作品を復刊し、著作権承継者による解説を加えたものです。
底本には一九七五年の文庫第七版を使用しました。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一部 地獄からの報告書
トレブリンカ第一収容所/トレブリンカ第二収容所(一)/トレブリンカ第二収容所(二)
/マイダネック収容所/ヘルムノ収容所/ソビボール収容所

第二部 一殺戮者の肖像
青年/親衛隊員/ユダヤ人/ゲシュタポ/最終解決

あとがき(新書版あとがき)
アイヒマン裁判覚書―あとがきにかえて―(文庫版あとがき)

解説 村松聡

「新版 ナチズムとユダヤ人 アイヒマンの人間像」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • アイヒマンの人間像を「悪の凡庸さ」と呼んだハンナ・アーレントに対し、村松剛は「出世欲の強い小役人」を見る。学歴もなく親の命令でつまらない仕事ばかりしてきた男にとって、ナチス親衛隊でユダヤ人問題の専門家 アイヒマンの人間像を「悪の凡庸さ」と呼んだハンナ・アーレントに対し、村松剛は「出世欲の強い小役人」を見る。学歴もなく親の命令でつまらない仕事ばかりしてきた男にとって、ナチス親衛隊でユダヤ人問題の専門家として認められるのは高い階級に昇る手段だった。自分を押さえつけていた社会を壊したヒトラーは英雄であり、強制収容所で直接殺すのは他人に任せ、輸送担当の仕事に専念して悪をなしている意識はなかった姿が見えてくる。死に臨んで反省の文句を述べず、ナチ党員としての人生を肯定したのは彼の最後のプライドだったのかもしれない。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2022年11月26日
    121人がナイス!しています
  • アイヒマン裁判を傍聴しそれを元に書かれた一冊。前半はホロコースト生存者の証言、後半はアイヒマンの評伝。1962年刊行という事で『エルサレムのアイヒマン』も発表されておらずアイヒマン実験が行われるのはこの翌 アイヒマン裁判を傍聴しそれを元に書かれた一冊。前半はホロコースト生存者の証言、後半はアイヒマンの評伝。1962年刊行という事で『エルサレムのアイヒマン』も発表されておらずアイヒマン実験が行われるのはこの翌年、当然これらに言及される事はないがそれだけに著者の慧眼が際立っている。特にアーレント同様、行った動機が出世欲という陳腐なものだと見抜いているのは凄いと思う。育った家庭や前半生の仕事も描くことでそれが際立ってるし。仕事の内容にかかわらず与えられた仕事に取り組んだ結果がこれだと思うと、うすら寒くなるな。 …続きを読む
    HANA
    2019年06月10日
    61人がナイス!しています
  • 第一部の絶滅収容所の体験談は恐ろしすぎて読むのがきついくらいでした。アイヒマンは名前は知っていますが人となりはあまり知らないのでなかなか興味深い話でした。 第一部の絶滅収容所の体験談は恐ろしすぎて読むのがきついくらいでした。アイヒマンは名前は知っていますが人となりはあまり知らないのでなかなか興味深い話でした。
    金吾
    2021年05月14日
    23人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品