- 著者 秋川 滝美
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 296
- ISBN:
- 9784041072035
向日葵のある台所
- 著者 秋川 滝美
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 296
- ISBN:
- 9784041072035
あらためて家族とは何かを考えさせられる、著者渾身の問題作!
麻有子(46歳)は、美術館に勤める学芸員。シングルマザーで中学二年の娘・葵がいる。東京の郊外で親子二人、平和に暮らしている。そんな折、麻有子の姉・鈴子から「母が倒れた」と電話がかかっきた。そもそも麻有子自身は、母とも姉とも折り合いが悪く、どうしても避けられない冠婚葬祭以外は極力関わらないようにしてきた。帰省など一ミリたりともしたくない。しかし、一向に聴く耳を持たない姉は、「とにかく来て」の一点張り。しかも、いつの間にか、麻有子に退院した母の世話を押しつけようとしているのだ。電話ではらちが明かなくなったため、仕方なくお見舞いに行くことに。そこから、麻有子の「家族」という檻に捕らわれるようになってきて――。あらためて家族とは何かを考えさせられる、著者渾身の問題作!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「向日葵のある台所」感想・レビュー
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図書館本。思春期の娘をもつシングルマザーの麻有子が介護が必要になった母親と同居しなくてはいけなくなり過去のトラウマを抱きながら心の中の蟠りを解いていく物語。中学生の葵ちゃんが一番自分を押し殺して明るく …続きを読む2018年11月20日154人がナイス!しています
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何でもこなせる麻有子の自己評価が低いのは、母である正恵の育て方のせい。それでも麻有子が葵と良好な関係を築いていられるのは、母と物理的に離れられたから。支配しようとする親からは、子どもはできる限り速やか …続きを読む2018年12月15日98人がナイス!しています
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家族との複雑な距離感がテーマ。それほど珍しいテーマでは無いけれど、これまでの秋川作品とは全く違った作風でびっくり。それにしても娘の葵ちゃんがいい娘すぎてホレてしまいそう2020年09月02日94人がナイス!しています