すみれ荘ファミリア

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年07月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040727882
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すみれ荘ファミリア

  • 著者 凪良 ゆう
  • イラスト ゆうこ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年07月14日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040727882

おんぼろ下宿屋で暮らす、一つ屋根の下の他人。そして、家族のものがたり

トイレと風呂と台所は共有、朝食夕食付きの下宿屋すみれ荘。下宿人の美寿々、隼人、青子と管理人代理の一悟は家族のように暮らしていた。しかし芥という新しい入居者により、皆の知らなかった顔が見えてきて――? トイレと風呂と台所は共有、朝食夕食付きの下宿屋すみれ荘。下宿人の美寿々、隼人、青子と管理人代理の一悟は家族のように暮らしていた。しかし芥という新しい入居者により、皆の知らなかった顔が見えてきて――?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「すみれ荘ファミリア」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 一見、穏やかで優しげな表紙。が、よく見ると不穏な空気に包まれている。作品の内容をよく現しているのだ。最初の1章2章を読んだ時点では、生き辛さを抱えながら、それを胸の奥底に仕舞いこんだ住人たちが、この古 一見、穏やかで優しげな表紙。が、よく見ると不穏な空気に包まれている。作品の内容をよく現しているのだ。最初の1章2章を読んだ時点では、生き辛さを抱えながら、それを胸の奥底に仕舞いこんだ住人たちが、この古びた下宿でそれぞれの生きる道を選びとる、的な話なのかと思えばとんでもなかった。後半は思わず顔が嫌悪で歪むような毒が次々と撒き散らされる。人間は何て傲慢で身勝手な存在なのだろう。ただ、ラストに希望だけは託したい。「間に合わないこともあるが、間に合うこともいくつかはある」それを信じて。 …続きを読む
    みっちゃん
    2020年05月22日
    171人がナイス!しています
  • 完全に爽やか?な装丁にすっかり騙されてしまいました。『本屋大賞』を受賞して、今ノリにノッてる作家さんですが、やはりその作風はしっかりと築かれており、本作においても、決してただのいい話ではないコトが十分 完全に爽やか?な装丁にすっかり騙されてしまいました。『本屋大賞』を受賞して、今ノリにノッてる作家さんですが、やはりその作風はしっかりと築かれており、本作においても、決してただのいい話ではないコトが十分に伝わりました。体が弱く、下宿の管理人を務めている主人公「和久井」の元へ、ちょっとした事故から謎めいた男「芥」がやってきます。「芥」は作家であり、同じ下宿に住む住人達とも微妙な距離をおいて接します。お互いに謎めいた雰囲気の二人はどこか割りきれず、繋がりを深めていきます。まさかまさかの展開に、ただ驚きでした。 …続きを読む
    おしゃべりメガネ
    2020年04月11日
    140人がナイス!しています
  • ★★★☆  シェアハウスの同居人とお互いのコンプレックスをさらけ出しながら成長していくほのぼのストーリー・・・と思いきや、青子の告白からとんでもない方向に飛ぶ。希望のある結末だけど、どこか胸糞悪いわ。 ★★★☆  シェアハウスの同居人とお互いのコンプレックスをさらけ出しながら成長していくほのぼのストーリー・・・と思いきや、青子の告白からとんでもない方向に飛ぶ。希望のある結末だけど、どこか胸糞悪いわ。
    やっさん
    2020年04月25日
    135人がナイス!しています

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