- 著者 橋本 多佳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 592
- ISBN:
- 9784044004125
橋本多佳子全句集
- 著者 橋本 多佳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 592
- ISBN:
- 9784044004125
女流俳人として圧倒的人気を誇る橋本多佳子、初の文庫版全句集!自句自解付
「なんとさびしい句だろう、美しい句だろう」――小池昌代
一処一情――好みの場所を見つけて眼を据え、迸る感情を凝集させる。生涯の師・山口誓子は愛弟子の句作りをそう評した。
「いなびかり北よりすれば北をみる」
「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」
女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。その全句を眺めるとき、生をみつめる厳しい眼差しと天賦の感性に圧倒される。
補遺、自句自解、索引、誓子による解説を付す貴重な全句集。
エッセイ・小池昌代
一処一情――好みの場所を見つけて眼を据え、迸る感情を凝集させる。生涯の師・山口誓子は愛弟子の句作りをそう評した。
「いなびかり北よりすれば北をみる」
「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」
女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。その全句を眺めるとき、生をみつめる厳しい眼差しと天賦の感性に圧倒される。
補遺、自句自解、索引、誓子による解説を付す貴重な全句集。
エッセイ・小池昌代
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
海燕
信濃
紅絲
海彦
命終
補遺(句集未収録作品)
自句自解
解説 附多佳子ノート 山口誓子
エッセイ 断崖を垣間見る 小池昌代
年譜
季語索引
信濃
紅絲
海彦
命終
補遺(句集未収録作品)
自句自解
解説 附多佳子ノート 山口誓子
エッセイ 断崖を垣間見る 小池昌代
年譜
季語索引
「橋本多佳子全句集」感想・レビュー
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「雪はげし抱かれて息のつまりしこと」 俳句というと、侘び寂びや枯淡といった静的な印象があったが、橋本多佳子のこの句に出会って、激しさや恋情も存分に描きうることを知った。 津々浦々の旅の句や自然の情景 …続きを読む2019年11月10日27人がナイス!しています
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女心と物語性に満ちた句で、戦後俳壇の女流スターと称された多佳子。さびしくも美しい句を堪能する。「露のあさ忌にゐてをみなは髪を梳く」「来し方や昏き椿の道おもふ」「水仙のりゝと真白し身のほとり」「月いでて …続きを読む2024年09月04日12人がナイス!しています
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う、上手い。題材の取り合わせは独創的である。どちらかといえば写生の句よりも、物語的な含みをもった句が多いが、そういう句にありがちなつくった腐みを感じさせない。ガラス玉に閉じ込めた小世界を眺めるような心 …続きを読む2023年11月21日5人がナイス!しています