傘をもたない蟻たちは

ドラマ化作品|舞台化作品

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041068885
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ドラマ化作品|舞台化作品

傘をもたない蟻たちは

  • 著者 加藤 シゲアキ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784041068885

溺れるほどの孤独に心が震える NEWS・加藤シゲアキ初の短編集。

優等生ともてはやされる美大生の文登(ふみと)は、河川敷で目を見張るようなグラフィックアートを描く美優(みゆ)と出会う。天才肌の彼女に圧倒され、付き合っている女性に隠れて逢瀬を重ねるが……。(「染色」)
小説家である主人公は、書いた原稿がそのまま夢の中で再現される不思議な現象にのめりこんでいく。しかし心の奥底には、初恋を戸惑いのまま終わらせてしまった後悔があった。(「恋愛小説(仮)」)
漁港町に住む純は、中学校の先輩が小さな文学賞を受賞したのをきっかけに、幼馴染の秘密を知ってしまう。理解しようと足掻いても、彼との接し方がわからなくなってしまい……。(「にべもなく、よるべもなく」)

自分の心に正直でいたいだけなのに。誰もが胸に抱える生きづらさを鮮烈に切り取った、著者初の短編集。
著者が初脚本を手掛ける舞台「染、色」の原作や、単行本未収録作品であるタイムリープSF「おれさまのいうとおり」を加えた全7編。
優等生ともてはやされる美大生の文登(ふみと)は、河川敷で目を見張るようなグラフィックアートを描く美優(みゆ)と出会う。天才肌の彼女に圧倒され、付き合っている女性に隠れて逢瀬を重ねるが……。(「染色」)
小説家である主人公は、書いた原稿がそのまま夢の中で再現される不思議な現象にのめりこんでいく。しかし心の奥底には、初恋を戸惑いのまま終わらせてしまった後悔があった。(「恋愛小説(仮)」)
漁港町に住む純は、中学校の先輩が小さな文学賞を受賞したのをきっかけに、幼馴染の秘密を知ってしまう。理解しようと足掻いても、彼との接し方がわからなくなってしまい……。(「にべもなく、よるべもなく」)

自分の心に正直でいたいだけなのに。誰もが胸に抱える生きづらさを鮮烈に切り取った、著者初の短編集。
著者が初脚本を手掛ける舞台「染、色」の原作や、単行本未収録作品であるタイムリープSF「おれさまのいうとおり」を加えた全7編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

染色
Undress
恋愛小説(仮)
イガヌの雨
インターセプト
おれさまのいうとおり
にべもなく、よるべもなく

あとがき
解説 窪 美澄

著者メッセージ


「傘をもたない蟻たちは」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 7話短編集。それまでとは世界設定の作り方も随分と違い、バラエティーに富んでいます。食材、調理方法が全部違う感じで面白い構成ですね。『恋愛小説(仮)』はこの形式をテンプレートにして、短編小説を量産する事 7話短編集。それまでとは世界設定の作り方も随分と違い、バラエティーに富んでいます。食材、調理方法が全部違う感じで面白い構成ですね。『恋愛小説(仮)』はこの形式をテンプレートにして、短編小説を量産する事が出来そうに思えます。但し、このテンプレートを使用した事はモロバレになりますので、商用には向かないかもですけど、小説を書きたいと思っている方にとっては格好の練習材料になるんじゃ無いかなあ。『イガヌの雨』は様々な側面からディベートしたいね。『おれさまのいうとおり』はシンプルで、落ちの落差が楽しいのぅ。 …続きを読む
    mae.dat
    2024年08月26日
    273人がナイス!しています
  • なんとなくテレビをつけたら「徹子の部屋」。その日のゲストは知らない青年。ジャニーズのNewsのメンバーで作家だと徹子さんの紹介に、急に興味を持ち、どんな本を書くのかなと読みたくなった。若い時の浅はかさ、と なんとなくテレビをつけたら「徹子の部屋」。その日のゲストは知らない青年。ジャニーズのNewsのメンバーで作家だと徹子さんの紹介に、急に興味を持ち、どんな本を書くのかなと読みたくなった。若い時の浅はかさ、とても大事なものだから大切にしなければいけないと頭のどこかで分かっているのに通り過ぎてしまったことたち。登場人物たちは若いから、まだ取り返せそうな時なのに、彼らはもうそれをあきらめたものとしている。そんな若さが、とてもいいなと思った。 …続きを読む
    ケイ
    2020年06月13日
    112人がナイス!しています
  • 短編集。この作品を読むのはハードカバーで読んで以来、二度目。最初に読んだときは「インターセプト」が特に面白いと思いましたが、今回は、食と人間の欲望がテーマの「イガヌの雨」がまず面白いと感じました。一番 短編集。この作品を読むのはハードカバーで読んで以来、二度目。最初に読んだときは「インターセプト」が特に面白いと思いましたが、今回は、食と人間の欲望がテーマの「イガヌの雨」がまず面白いと感じました。一番、面白いと感じたのは「にべもなく、よるべもなく」です。この短編には加藤シゲアキが少年の頃書いた「妄想ライン」という小説が冒頭に実際に書かれています。「にべもなく、よるべもなく」の物語は中学生の少年を主人公に、まるでドラマを見ているように読者を誘い込みます。加藤シゲアキが俳優をやっているから書けた文章でしょう。 …続きを読む
    クプクプ
    2021年03月25日
    77人がナイス!しています

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