地獄くらやみ花もなき

第3回 角川文庫キャラクター小説大賞 読者賞

地獄くらやみ花もなき

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041067772
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第3回 角川文庫キャラクター小説大賞 読者賞

地獄くらやみ花もなき

  • 著者 路生 よる
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
240
ISBN:
9784041067772

書店員支持No1! 第3回角川文庫キャラクター小説大賞読者賞受賞作!

罪人が化け物に見える青年・遠野青児は、わけあって借金をかかえネットカフェを泊まり歩く放浪生活を送っていた。そんな中、迷い込んだ洋館で、白牡丹の着物をまとった美少年・西條皓(さいじょうしろし)に出会う。皓はある使命を受け、鬼の代わりに罪人を地獄に届ける「地獄代行業」を営んでいるという。そんな皓は、持ち前の観察眼から青児の窮状を見抜き、住みこみの助手として屋敷で働くよう誘う。なし崩しで助手として働くことになった青児は、旧家の令嬢からの一家に災いをもたらしている「鵺」を退治してほしいという依頼を受け、皓とともに旧家・獅堂家に乗り込むが、そこには血縁に絡む怨念が渦巻く事情が・・・。旧家での連続殺人、ライバル探偵・凜堂棘との推理合戦、数々の困難に巻き込まれながら、青児は少しずつ自らの役割を自覚し、どこか寂しそうな皓も、青児との関わりの中、少しずつ笑顔を取り戻していく。罪人を地獄に届ける謎の少年と世に絶望したニートの事件簿!

罪人が化け物に見える青年・遠野青児は、わけあって借金をかかえネットカフェを泊まり歩く放浪生活を送っていた。そんな中、迷い込んだ洋館で、白牡丹の着物をまとった美少年・西條皓(さいじょうしろし)に出会う。皓はある使命を受け、鬼の代わりに罪人を地獄に届ける「地獄代行業」を営んでいるという。そんな皓は、持ち前の観察眼から青児の窮状を見抜き、住みこみの助手として屋敷で働くよう誘う。なし崩しで助手として働くことになった青児は、旧家の令嬢からの一家に災いをもたらしている「鵺」を退治してほしいという依頼を受け、皓とともに旧家・獅堂家に乗り込むが、そこには血縁に絡む怨念が渦巻く事情が・・・。旧家での連続殺人、ライバル探偵・凜堂棘との推理合戦、数々の困難に巻き込まれながら、青児は少しずつ自らの役割を自覚し、どこか寂しそうな皓も、青児との関わりの中、少しずつ笑顔を取り戻していく。罪人を地獄に届ける謎の少年と世に絶望したニートの事件簿!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一怪「青坊主」/第二怪「鵺」/第三怪「以津真天あるいはエピローグ」/あとがき

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「地獄くらやみ花もなき」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 情けないを形にしたような遠野青児が、ネカフェ難民の末に辿り着いた洋館には、白皙の美少年が棲んでいた。住み込みで働く事になったのだが、訪れる者たちは皆罪を負った人間ばかりだった。人の罪の形が見える青児と 情けないを形にしたような遠野青児が、ネカフェ難民の末に辿り着いた洋館には、白皙の美少年が棲んでいた。住み込みで働く事になったのだが、訪れる者たちは皆罪を負った人間ばかりだった。人の罪の形が見える青児と、青児をまるでペットのように扱う皓。超能力者道化と、探偵役は化け物の親玉という設定。これは雰囲気を味わうキャラクター小説なのだと気づくが、それにしてもやたらトリッキーな登場人物を出し過ぎだろう。罪を負って地獄に落ちるには、些細な罪ではと思う厳しい裁き。同じ地獄ならユーモアがあるだけ鬼灯の冷徹に軍配をあげたい。 …続きを読む
    ハイランド
    2020年07月21日
    159人がナイス!しています
  • カドフェス選定本ではなかったら手に取らなかった。結果的には読んでよかった。閻魔大王の代行で犯罪者を地獄に送る少年皓と犯罪者が妖怪に見える不思議な能力を持つニートの青児。凸凹コンビがオドロオドロシイ犯罪 カドフェス選定本ではなかったら手に取らなかった。結果的には読んでよかった。閻魔大王の代行で犯罪者を地獄に送る少年皓と犯罪者が妖怪に見える不思議な能力を持つニートの青児。凸凹コンビがオドロオドロシイ犯罪を暴く。ありそうでなかった設定。結構イケる。【カドフェス 2019】 …続きを読む
    ゴンゾウ@新潮部
    2019年12月28日
    104人がナイス!しています
  • ときどき人が化け物に見える遠野青児が放浪生活中に迷い込んだのは、牡丹の着物をまとった美青年・西條皓の住む洋館。彼はその特技を買われ、彼の助手として働くようになるのですが…。妖ものといったら憑き物落とし ときどき人が化け物に見える遠野青児が放浪生活中に迷い込んだのは、牡丹の着物をまとった美青年・西條皓の住む洋館。彼はその特技を買われ、彼の助手として働くようになるのですが…。妖ものといったら憑き物落としを想像してしまいますが、これはまた違ったアプローチ。分類としてはホラー風味のミステリでしょうか。青児の見えるもの、皓がすること、二人の関係等、想像以上に楽しんで読み進めていました。皓の仕事柄、内容は陰鬱なものなのですが読みやすかったです。是非続巻も読んでいきたいです。 …続きを読む
    aquamarine
    2019年07月10日
    96人がナイス!しています

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