ずうのめ人形

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784041067680
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ずうのめ人形

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784041067680

その物語は、人を殺す――。『ぼぎわん』に続く、比嘉姉妹シリーズ第2弾!

オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ! オカルト雑誌で働く藤間が受け取った、とある原稿。読み進めていくと、作中に登場する人形が現実にも現れるようになり……。迫りくる死を防ぐために、呪いの原稿の謎を解け。新鋭が放つ最恐ミステリ!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

おすすめコメント

リーダビリティが凄い。ホラーの皮をかぶった正統派エンタメ。他のジャンルも読んでみたい。
――有川ひろ氏

祖父は『青蛙堂鬼談』、父は『リング』―
最強ホラーのDNAは、澤村伊智が受け継いだ!
――東雅夫氏(幻想文学評論家)

ホラーであると同時にミステリとしても非凡な出来栄え。
どうすれば逃れられるのか、読者も考えながら読んでほしい。
――千街晶之(ミステリ評論家)

怖い話は苦手なんです。ですが読んでいくうちに絵のイメージが完成されていくのは、自分の感情と話が共鳴出来たから。
描きたいと思え、自分にしか描けないような気持ちになる程、話に引き込まれました。私の描いた絵が本の内容と違うと感じる方もいるでしょう。
何者なのかは、その人が想像するもの。朱に染まっていく怖さを知った者が描いたもの……。
――山科理絵氏(絵師)

対談記事


比嘉姉妹シリーズ


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「ずうのめ人形」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★☆ 初読。執筆者が変死したオカルト誌編集部と、父親から身を隠すように暮らす女子学生の家庭。交互に描かれる2つの風景は、やがて禍々しい都市伝説で結びついていく。ゆっくりと近づいてくる「ずうのめ人形」の ★★★★☆ 初読。執筆者が変死したオカルト誌編集部と、父親から身を隠すように暮らす女子学生の家庭。交互に描かれる2つの風景は、やがて禍々しい都市伝説で結びついていく。ゆっくりと近づいてくる「ずうのめ人形」の呪いは解けるのか。  怖いモノが徐々に近づいて、決まった日数経過後に良くない事が起きるのは、「リング」を始め都市伝説と同じ構造ながら、とても引き込まれます。「ずうのめ」の謎が分かった時の徒労感…。被害者と加害者、果ては性別までミスリードに面白いように嵌められました。悪意ある人を描かせたら上手いなー。 …続きを読む
    bookkeeper
    2019年11月21日
    226人がナイス!しています
  • 「ぼぎわんが、来る」で異彩を放った澤村伊智の2作目。昭和っぽい雰囲気。こっくりさんや、花子さん、口裂け女などの都市伝説から『貞子』までの社会的に不安定な時。学校も荒れていました。壮絶ないじめもあったし 「ぼぎわんが、来る」で異彩を放った澤村伊智の2作目。昭和っぽい雰囲気。こっくりさんや、花子さん、口裂け女などの都市伝説から『貞子』までの社会的に不安定な時。学校も荒れていました。壮絶ないじめもあったし。これが問題解決の裏側にあることが終わり数ページで明らかになる。前作でも、途中人物の人間性が裏返って暴露される場面があるのだが、これもそう。父親に虐待され、怨みで人を殺せるようになった少女は、実は・。ミステリーの要素も含み、いくつかの伏線が張られています。最後まで気を抜かず丁寧に読むべし#ニコカド2020。 …続きを読む
    ゆきねこ
    2020年11月22日
    202人がナイス!しています
  • この作者の2作目です。前作でのかなり最近のホラーあるいはミステリーの中では高いレベルにあるのではないかと思いましたが、この本を読んでさらにその感を強くしました。「リング」(私はかなり虜になった本で映画も この作者の2作目です。前作でのかなり最近のホラーあるいはミステリーの中では高いレベルにあるのではないかと思いましたが、この本を読んでさらにその感を強くしました。「リング」(私はかなり虜になった本で映画もみました)という作品をうまく使ってしかも人物がどのような感じになっているのかがかなり込み入った書き方で私には楽しめました。前作と同じ人物が出てきます。次の「ししりばの家」も楽しめそうです。 …続きを読む
    KAZOO
    2018年10月31日
    185人がナイス!しています

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著者紹介

写真:澤村 伊智(さわむら いち)

澤村 伊智(さわむら いち)

1979年大阪府生まれ。東京都在住。
幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂の作品を敬愛する。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは『ぼぎわん』)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、全選考委員から高い評価を獲得した。
新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

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