リトル・バイ・リトル

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041067505
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リトル・バイ・リトル

  • 著者 島本 理生
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
176
ISBN:
9784041067505

島本理生、「家族」の輪郭を描き出す野間文芸新人賞受賞作。

ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。 ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「リトル・バイ・リトル」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 複雑な家庭に育った、ふみ。年齢に比べて落ち着きというか諦念をかんじさせる彼女だけれど、誠実な男子である周と出会う。「好き」や「愛してる」もなく淡々としているけど、自然と連絡取り合って自然と近づいていく 複雑な家庭に育った、ふみ。年齢に比べて落ち着きというか諦念をかんじさせる彼女だけれど、誠実な男子である周と出会う。「好き」や「愛してる」もなく淡々としているけど、自然と連絡取り合って自然と近づいていく。周ならいつかふみを笑顔にさせてくれるだろう。島本理生さんの高校時代の作品ということで、自分の初恋を思い出して甘酸っぱい思いに駆られました。 …続きを読む
    aoringo
    2020年07月05日
    90人がナイス!しています
  • 穏やかに何気ない日常を送っているふみ。でも閉じ込めている暗い過去が今も心の中にある。ひどい目にあえばあうほど、いつかに期待してしまうのはなぜだろうという言葉に生きていく上での痛みを感じた。どんな家族で 穏やかに何気ない日常を送っているふみ。でも閉じ込めている暗い過去が今も心の中にある。ひどい目にあえばあうほど、いつかに期待してしまうのはなぜだろうという言葉に生きていく上での痛みを感じた。どんな家族でも割り切ることってできないなあと思う。そんなふみの心をそっと包み込んでくれる周との関係がふみを少しずつ変えていくのが印象的だった。人は何かを失いながら何かを得て生きている。綺麗事では済まされない人生を、一歩ずつ少しずつ生きていってほしいなと感じた。 …続きを読む
    だーい
    2024年04月27日
    49人がナイス!しています
  • どこか浮遊感のあるストーリー主人公ふみの大切な人や家族達との触れ合い。淡々とした恋愛の物語。早熟の天才作家の著書に私も楽しめました。 どこか浮遊感のあるストーリー主人公ふみの大切な人や家族達との触れ合い。淡々とした恋愛の物語。早熟の天才作家の著書に私も楽しめました。
    ソーダポップ
    2020年11月11日
    22人がナイス!しています

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