- 著者 山 泰幸
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年01月18日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 240
- ISBN:
- 9784047036468
江戸の思想闘争
- 著者 山 泰幸
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2019年01月18日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 240
- ISBN:
- 9784047036468
死・贈与・社会秩序……近代の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの格闘。
死んだらどうなるのか。「鬼神(霊魂)」は存在するのか、しないのか。「社会秩序」はいかにして生まれるのか。「道」をめぐる、儒家と国学者による「国儒論争」とは何だったのか。伊藤仁斎、荻生徂徠、太宰春台、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤ほか、近代社会の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの闘争を考察。「死」と「贈与」の言説への、思想史と社会学のアプローチによって江戸の思想を展望する、挑戦的な試み。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序章 贈与で読み解く江戸思想
第一章 死んだらどうなるのか ――本居宣長と死後の問い
第二章 言葉と文字 ―― 自言語認識と『古事記』の再発見
第三章 他者問題 ―― 「漢意」とイデオロギー批判
第四章 翻訳問題 ―― 荻生徂徠の言語観
第五章 「日常」の発見 ―― 伊藤仁斎と「道」の言説
第六章 二つの秩序問題 ―― 荻生徂徠の社会理論
第七章 「文化」の起源論争 ―― 太宰春台と賀茂真淵
第八章 論争の展開 ―― 本居宣長と「道」の言説
第九章 贈与の逆転 ―― 本居宣長から平田篤胤へ
第十章 死者の人情 ―― 平田篤胤の死後観
第十一章 死後の審判と生命の贈与 ―― 平田篤胤と「幽世」の誕生
終章 鬼神論の近代的展開 ―― 柳田国男と和辻哲郎
第一章 死んだらどうなるのか ――本居宣長と死後の問い
第二章 言葉と文字 ―― 自言語認識と『古事記』の再発見
第三章 他者問題 ―― 「漢意」とイデオロギー批判
第四章 翻訳問題 ―― 荻生徂徠の言語観
第五章 「日常」の発見 ―― 伊藤仁斎と「道」の言説
第六章 二つの秩序問題 ―― 荻生徂徠の社会理論
第七章 「文化」の起源論争 ―― 太宰春台と賀茂真淵
第八章 論争の展開 ―― 本居宣長と「道」の言説
第九章 贈与の逆転 ―― 本居宣長から平田篤胤へ
第十章 死者の人情 ―― 平田篤胤の死後観
第十一章 死後の審判と生命の贈与 ―― 平田篤胤と「幽世」の誕生
終章 鬼神論の近代的展開 ―― 柳田国男と和辻哲郎
「江戸の思想闘争」感想・レビュー
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メインの贈与論をかました議論は正直江戸の思想という題材にあまりうまくはまっているように見えないのだが、日本が中国から漢字を借りたということに対して、本居宣長がそれを余計な借りだと考えていたという話は面 …続きを読む2019年02月10日16人がナイス!しています
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「贈与」をキーワードとして、レヴィストロームやデュルケムを参照しつつ、朱子学からの脱出を試みる徂徠の古文辞学、国学儒学感の国儒論争等を幅広く話題を提示する本書は、文意が捉えやすく話題に連携が取れる点で …続きを読む2023年08月18日12人がナイス!しています
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図書館にて。著者は院生のとき小松和彦ゼミにおり、子安宣邦ゼミに参加していたそうな▲論は柳田國男『先祖の話』に向かって進んでゆく。なるほど、国学者たちの(儒者たちもだが)あっけらかんとした自国中心主義は、 …続きを読む2021年06月21日12人がナイス!しています