- 著者 橋本 陽介
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年06月22日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 270
- ISBN:
- 9784047036420
ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで
- 著者 橋本 陽介
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年06月22日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 270
- ISBN:
- 9784047036420
何作品読んだことがありますか? 本当は面白いノーベル文学賞!
日本人が受賞するかどうかや、選考委員をめぐるスキャンダルは話題になっても、作品の内容に言及されることが多くないノーベル文学賞。受賞作のうち何作読んだことがあるだろうか? 日本ではあまり読まれていない作家の作品も、読めばとても面白い! 受賞作家の書き方の特徴はどこにあるか? 各作品の面白さはどこからきているのか? なぜ、その作家は他文化・他言語の人に支持されたのか? 古今東西の受賞作を読み直し、多様な作品たちの「面白さ」を作る仕掛けに迫る、”まだ読んでいない人に”最適のノーベル文学賞案内。
〈目次〉
はじめに
ノーベル文学賞を読むということ
一九八〇年代
一章 めくるめく勘違い小説『眩暈』【エリアス・カネッティ】
二章 ラテンアメリカと魔術的リアリズム【ガブリエル・ガルシア=マルケス】
三章 アラビア語圏のリアリズム【ナギーブ・マフフーズ】
一九九〇年代
四章 「黒人」「女性」作家【ト二・モリスン】
五章 「情けないオレ語り」と日本文学【大江健三郎】
二〇〇〇年代
六章 中国語としての表現の追求【高行健】
七章 ワールドワイドで胡散臭い語り【V・S・ナイポール】
八章 「他者」と暴力の寓話【クッツェー】
九章 非非西洋としてのトルコ【オルハン・パムク】
十章 共産主義体制下の静かな絶叫【ヘルタ・ミュラー】
二〇一〇年代
十一章 ペルー、あるいは梁山泊【マリオ・バルガス=リョサ】
十二章 中国版「魔術的リアリズム」【莫言】
十三章 信頼できない語り手【カズオ・イシグロ】
終わりに
ノーベル文学賞受賞者出身地分布
索引
〈目次〉
はじめに
ノーベル文学賞を読むということ
一九八〇年代
一章 めくるめく勘違い小説『眩暈』【エリアス・カネッティ】
二章 ラテンアメリカと魔術的リアリズム【ガブリエル・ガルシア=マルケス】
三章 アラビア語圏のリアリズム【ナギーブ・マフフーズ】
一九九〇年代
四章 「黒人」「女性」作家【ト二・モリスン】
五章 「情けないオレ語り」と日本文学【大江健三郎】
二〇〇〇年代
六章 中国語としての表現の追求【高行健】
七章 ワールドワイドで胡散臭い語り【V・S・ナイポール】
八章 「他者」と暴力の寓話【クッツェー】
九章 非非西洋としてのトルコ【オルハン・パムク】
十章 共産主義体制下の静かな絶叫【ヘルタ・ミュラー】
二〇一〇年代
十一章 ペルー、あるいは梁山泊【マリオ・バルガス=リョサ】
十二章 中国版「魔術的リアリズム」【莫言】
十三章 信頼できない語り手【カズオ・イシグロ】
終わりに
ノーベル文学賞受賞者出身地分布
索引
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで」感想・レビュー
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1980~2010年代のノーベル賞作家の作品を紹介している。エリアス・カネッティ、ガブリエル・ガルシア=マルケス、ナギーブ・マフフーズ、ト二・モリスン、大江健三郎、高行健、V・S・ナイポール、クッツェー …続きを読む2019年09月10日64人がナイス!しています
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ノーベル文学賞は、独自の小説言語を持つ作家を重視している、ということで。何らかの意味で普遍性を持ってる受賞者の特徴などが紹介されている。1980年代から2000年代まで13章で章ごとに約1名。ノーベル文学賞は文 …続きを読む2019年06月30日25人がナイス!しています
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『読まれていないことを前提として』と言われても、やっぱり一番に目が走ったのは、大江健三郎とカズオ・イシグロだった。しばしば、日本の純文学というと、やたらと「思い悩む」系の作者と主人公が多いと言っている …続きを読む2019年02月23日16人がナイス!しています