増補 「戦後」の墓碑銘

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784044003753
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増補 「戦後」の墓碑銘

  • 著者 白井 聡
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784044003753

なぜ、日本は堕ちていったのか? 100頁以上の新章を加えた増補決定版!

なぜ、日本は堕ちていったのか?
『永続敗戦論』『国体論』の著者が、平成の転換点をあぶり出す。
100頁以上の新章をはじめ、新たな論考を多数収録した増補決定版!

なぜ、日本は堕ちていったのか? 昭和に続き、「平成」が終わる。
この間、戦後政治は“冷戦後”の世界に対峙せず、戦後レジーム=永続敗戦レジームの変更ではなく強化、
さらには現実からの逃走に耽り、そして砂上の楼閣と化した。
国民益はもとより国益とも無縁な政治が横行することとなった平成。
その転換点はいつ、どこにあったのかを気鋭の政治学者があぶり出す論考集。
100頁以上の新たな論考を収録した増補決定版!
なぜ、日本は堕ちていったのか?
『永続敗戦論』『国体論』の著者が、平成の転換点をあぶり出す。
100頁以上の新章をはじめ、新たな論考を多数収録した増補決定版!

なぜ、日本は堕ちていったのか? 昭和に続き、「平成」が終わる。
この間、戦後政治は“冷戦後”の世界に対峙せず、戦後レジーム=永続敗戦レジームの変更ではなく強化、
さらには現実からの逃走に耽り、そして砂上の楼閣と化した。
国民益はもとより国益とも無縁な政治が横行することとなった平成。
その転換点はいつ、どこにあったのかを気鋭の政治学者があぶり出す論考集。
100頁以上の新たな論考を収録した増補決定版!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

文庫版はしがき
戦後と決別するために――序に代えて

第1章 「戦後」の墓碑銘
第2章 「永続敗戦レジーム」のなかの安倍政権
第3章 「戦後」に挑んだ者たち
第4章 生存の論理としての抵抗
【文庫版新章】第5章 平成政治の転換点
 戦後レジームと戦う人々へ――安保法制後の「永続敗戦論」
 政治の根本転換を見据えよ――いつまで騙され続けるのか?「TPP大筋合意」に思う
 【宜野湾市長選】ディズニー誘致の「嫌な感じ」
 三権分立を理解しようとしない人々
 福島以降の広島
 原発にまつわる本当のリスク
 「永田町よりもずっと危険な南スーダンに派遣された自衛隊員に起立拍手しよう!」の真意
 生業訴訟が闘い取ろうとするもの~日本社会は福島の労苦を意義あるものにできるのか?
 いわゆる「保守派」は、「現実派」ではなく「幼児派」である
 日本の為政者に「独立国」としての誇りはあるのか? プーチンが突きつけた問い
 安倍昭恵氏と籠池諄子氏、メール会話の読みどころ
 轟いた「安倍ヤメロ」の意味
 安倍政権、改憲こそ究極の「権力の私物化」である
 二〇一七総選挙に寄せて――小池新党騒動から立憲民主党誕生へ、その意味を論ず
 星条旗振る愛国者
 八月を真の「祈りの季節へ」
 また低投票率の総選挙。政治から逃れられぬのに
 トランプ政権の登場と日本

文庫版あとがき
初出一覧
解説 中野晃一

「増補 「戦後」の墓碑銘」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 角川ソフィア文庫。時事評論の類は滅多に面白いとは思わないのですが、これは例外。安倍政権の正体、モリカケ、SEALDs、原発問題、沖縄翁長雄志氏当選、「緑のタヌキ」こと小池百合子知事、このくにが「美しい国」ど 角川ソフィア文庫。時事評論の類は滅多に面白いとは思わないのですが、これは例外。安倍政権の正体、モリカケ、SEALDs、原発問題、沖縄翁長雄志氏当選、「緑のタヌキ」こと小池百合子知事、このくにが「美しい国」どころか限りなく「恥ずかしい国」となった経緯をバッサリと斬りまくります。トランプが勝ってもクリントンが勝ってもそんなのは丸で関係ない!何故ならアメリカがどのような国になろうが、それに唯唯諾諾とついて行く、何も考えないでついて行くのが日本の方針であるというのが現実でしょう。気鋭の政治学者おもろ過ぎ! …続きを読む
    阿部義彦
    2018年09月01日
    14人がナイス!しています
  • 永続敗戦論で著名な気鋭の政治学者による論考集。戦後レジームからの脱却を掲げる安倍内閣。実は、対米従属の強化が進み戦後レジームの強化となっているなど、現代政治を読み解くにあたり、大変参考になる。 永続敗戦論で著名な気鋭の政治学者による論考集。戦後レジームからの脱却を掲げる安倍内閣。実は、対米従属の強化が進み戦後レジームの強化となっているなど、現代政治を読み解くにあたり、大変参考になる。
    tecchan
    2018年06月07日
    4人がナイス!しています
  • 安倍晋三の掲げる「戦後レジームからの脱却」はその内実において筆者の言う「永続敗戦レジームの純化」に他ならない。すなわち対米従属・対米依存的性格を一層強化する傾向を強く帯びているのである。その知的低劣さ 安倍晋三の掲げる「戦後レジームからの脱却」はその内実において筆者の言う「永続敗戦レジームの純化」に他ならない。すなわち対米従属・対米依存的性格を一層強化する傾向を強く帯びているのである。その知的低劣さや、反知性主義的言動は枚挙にいとまがない。彼の愚かさは、戦後日本社会が行き着いた愚かさの象徴なのだという。読み進むほどに、現在の政治状況に暗澹たる気持ちが募る、政治時評・論考集。 …続きを読む
    bafuken
    2018年07月19日
    3人がナイス!しています

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