サブカル勃興史 すべては1970年代に始まった

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
304
ISBN:
9784040822204
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サブカル勃興史 すべては1970年代に始まった

  • 著者 中川 右介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年11月10日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
304
ISBN:
9784040822204

少女マンガも歴史をたどれば宝塚歌劇団を原点に持つ「手塚治虫」に行き着く

2010年代に入ってから、「ウルトラ・シリーズ」、「仮面ライダー」、「ヤマト」、「ガンダム」、あるいは「ベルばら」「ポーの一族」などが次々と40、50周年を迎えている。それらはみな、単に昔のものとしてあるだけでなく、現役のコンテンツとして新作が発表され、映像化、舞台化されている。逆算すれば分かるが、これらの大半は1970年代に始まっているのだ。 1960年に生まれ、アニメ、特撮ものを最初期からテレビで見ていた中川右介(作家、編集者)が「リアルタイムの記憶を基にして目撃譚」として描くサブカル勃興史。

記憶をたどりながら書きますが、公にするからには、記憶にだけ頼り、間違ったことを書いてはいけないので、改めて調べ、事実確認をして書きます。歴史家的視点と、当時の少年視聴者・読者としての記憶とを融合させ、「読者・視聴者としてサブカル勃興期を体験した者が書く歴史」を提示したいと思います。(筆者)
2010年代に入ってから、「ウルトラ・シリーズ」、「仮面ライダー」、「ヤマト」、「ガンダム」、あるいは「ベルばら」「ポーの一族」などが次々と40、50周年を迎えている。それらはみな、単に昔のものとしてあるだけでなく、現役のコンテンツとして新作が発表され、映像化、舞台化されている。逆算すれば分かるが、これらの大半は1970年代に始まっているのだ。 1960年に生まれ、アニメ、特撮ものを最初期からテレビで見ていた中川右介(作家、編集者)が「リアルタイムの記憶を基にして目撃譚」として描くサブカル勃興史。

記憶をたどりながら書きますが、公にするからには、記憶にだけ頼り、間違ったことを書いてはいけないので、改めて調べ、事実確認をして書きます。歴史家的視点と、当時の少年視聴者・読者としての記憶とを融合させ、「読者・視聴者としてサブカル勃興期を体験した者が書く歴史」を提示したいと思います。(筆者)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一話 静かに生まれた国民的キャラクター ――『ドラえもん』(1970年)
第二話 ウルトラ・シリーズの再出発 ――『帰ってきたウルトラマン』(1971年)
第三話 石ノ森・東映ヒーローの誕生 ――『仮面ライダー』(1971年)
第四話 スーパーロボットの出現 ――『マジンガーZ』(1971年)
第五話 少年も読む少女マンガ ――『ポーの一族』と『ベルサイユのばら』(1972年)
第六話 アニメ新時代の幕開け ――『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)
第七話 ニュータイプのアニメ ――『機動戦士ガンダム』(1979年)

「サブカル勃興史 すべては1970年代に始まった」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • サブカル勃興期の1970年代に始まり長く続いたアニメ・特撮シリーズを解説。作家や業界、周辺作品の話も含め、著者と同世代だから懐かしくて面白い。ドラえもんが学年誌から大看板にまで育つ紆余曲折は、多彩な関係者 サブカル勃興期の1970年代に始まり長く続いたアニメ・特撮シリーズを解説。作家や業界、周辺作品の話も含め、著者と同世代だから懐かしくて面白い。ドラえもんが学年誌から大看板にまで育つ紆余曲折は、多彩な関係者を巻き込んで興味深い。ウルトラセブンは著者の言う通り、小学生には小難しくて暗かった。マグマ大使は手塚治虫的、ジャイアントロボは横山光輝的な感性が濃厚だったと今にして思う。登場時の宇宙戦艦ヤマトは確かにSF的に感じた。手塚治虫の影響はやはり凄い。境界に立つ者の悲哀、人間の業を漫画のテーマにしてしまった人だ。 …続きを読む
    ホークス
    2019年07月01日
    42人がナイス!しています
  • 70年代の子供向けアニメと特撮にほぼ限定してるので、タイトルよりはニッチな内容。でも著者(60年生まれ)と同年代の人にはかなり懐かし面白い(私は1学年下)。当時は興味なかったオトナの裏事情が楽しい。宇宙戦艦ヤ 70年代の子供向けアニメと特撮にほぼ限定してるので、タイトルよりはニッチな内容。でも著者(60年生まれ)と同年代の人にはかなり懐かし面白い(私は1学年下)。当時は興味なかったオトナの裏事情が楽しい。宇宙戦艦ヤマトの西崎Pはかなりクセの強い人物みたいで、評伝読みたいわー。ヤマトは劇場公開初日、前日から徹夜で並びたかったけど親がダメって言ったので始発で行こうと下高井戸の友だちんち泊まったら夜半まで騒いで昼まで寝ちゃって結局行けなかったことを思い出しましたー、渋谷の東急文化会館。たしか中3。 …続きを読む
    おかむら
    2019年01月22日
    36人がナイス!しています
  • 70年代が焦点なのでアニメ、特撮、怪獣、中でもアニメ化を前提に同時進行か若しくはアニメが先、漫画は後からという特殊なやり方で傑作が生まれている事を知りました、そのおかずにされた漫画家は石森章太郎、永井豪 70年代が焦点なのでアニメ、特撮、怪獣、中でもアニメ化を前提に同時進行か若しくはアニメが先、漫画は後からという特殊なやり方で傑作が生まれている事を知りました、そのおかずにされた漫画家は石森章太郎、永井豪、松本零士などですね。私は正直アニメには全然興味が無いので流して読みました。それよりも少女マンガ(24年組、大泉サロン)についての記述が成程と思うことしきりです。手塚治虫は宝塚市出身で宝塚に親しんで育った。全ての漫画は宝塚歌劇になりうるのだ。ポーの一族、ベルばら、成程次は風と樹の詩かな?示唆に富んでました。 …続きを読む
    阿部義彦
    2018年11月19日
    23人がナイス!しています

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