千夜千冊エディション 本から本へ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044003524
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千夜千冊エディション 本から本へ

  • 著者 松岡 正剛
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年05月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
384
ISBN:
9784044003524

本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。

知り合いの数より、付き合った本のほうが多いなんて、
ぼくのどこかがおかしいか、本がニンゲンより親しみやすいかだ。
本は出し惜しみをしない。本は手持ちを曝してくれる。
ぼくは、本から貰った衣裳と道具と言葉づかいとスタイルで
その本に暗示された遊びに熱中すればいいだけだ。
知り合いの数より、付き合った本のほうが多いなんて、
ぼくのどこかがおかしいか、本がニンゲンより親しみやすいかだ。
本は出し惜しみをしない。本は手持ちを曝してくれる。
ぼくは、本から貰った衣裳と道具と言葉づかいとスタイルで
その本に暗示された遊びに熱中すればいいだけだ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 世界読書の快楽
道元『正法眼蔵』九八八夜
ブレーズ・パスカル『パンセ』七六二夜
滝沢馬琴『南総里見八犬伝』九九八夜
オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』一五六八夜
エドガア・アラン・ポオ『ポオ全集』九七二夜

第二章 書架の森
リュシアン・フェーヴル アンリ=ジャン・マルタン『書物の出現』一〇一八夜
デレク・フラワー『知識の灯台』九五九夜
フランセス・イエイツ『世界劇場』四一七夜
メアリー・カラザース『記憶術と書物』一三一四夜
ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』六夜
ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』二八二夜
アルベルト・マングェル『読書の歴史』三八三夜
小川道明『棚の思想』七五二夜

第三章 読みかた指南
ウォルター・J・オング『声の文化と文字の文化』六六六夜
川島隆太 安達忠夫『脳と音読』一二三三夜
前田勉『江戸の読書会』一六六一夜
上田利男『夜学』七五九夜
周興嗣『千字文』三五七夜
前田愛『近代読者の成立』一二八二夜
ゴットフリート・ロスト『司書』一二一四夜

第四章 ビブリオゲーム
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』五五二夜
ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』二四一夜
アンドルー・ラング『書斎』三四七夜
レイ・ブラッドベリ『華氏451度』一一〇夜
デヴィッド・L・ユーリン『それでも、読書をやめない理由』一六三二夜
ジェイソン・マーコスキー『本は死なない』一五五二夜

追伸 本は交際である

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「千夜千冊エディション 本から本へ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 角川文庫版千夜千冊の2冊目です。第1章から4章まで20数冊の書物についての評論です。今回の本の中には私もすでに読んでいる本がいくつかあり参考になりました。ボルヘス「伝奇集」、エーコ「薔薇の名前」、ブラッド 角川文庫版千夜千冊の2冊目です。第1章から4章まで20数冊の書物についての評論です。今回の本の中には私もすでに読んでいる本がいくつかあり参考になりました。ボルヘス「伝奇集」、エーコ「薔薇の名前」、ブラッドベリ「華氏451度」などです。道元の「正法眼蔵」もここに書いてある本山版で再度読みたくなりました。 …続きを読む
    KAZOO
    2018年08月16日
    111人がナイス!しています
  • 本から本へ繋げて読む方法が好きな人におすすめの本になっている!この本は松岡正剛さんがウェブ上で書いている千夜千冊の中から特にタイトルにもある本から本へ繋がる話をまとめたものになっている。まずチョイスす 本から本へ繋げて読む方法が好きな人におすすめの本になっている!この本は松岡正剛さんがウェブ上で書いている千夜千冊の中から特にタイトルにもある本から本へ繋がる話をまとめたものになっている。まずチョイスする本が渋い!まず道元から始まりパスカル・滝川馬琴などなど錚々たるメンバーになっている。それだけではなく書かれている話にも色んな本が紹介されており本という点を打って点描画を書こうとしているのではないかと思うほどである!松岡正剛さんは角川武蔵野ミュージアムの館長をしているので行く前に読まれてもありかなと思う! …続きを読む
    はっせー
    2023年04月22日
    77人がナイス!しています
  • 面白いシリーズが刊行された。本編では本の指南書というか本に纏わる話というか、本の本好きには堪らない一冊。松岡正剛氏の本は読んできて心地がよい。 面白いシリーズが刊行された。本編では本の指南書というか本に纏わる話というか、本の本好きには堪らない一冊。松岡正剛氏の本は読んできて心地がよい。
    マエダ
    2018年06月26日
    72人がナイス!しています

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