- 著者 安部 龍太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年12月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041064566
維新の肖像
- 著者 安部 龍太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年12月21日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041064566
なぜ日本は軍国主義に傾倒していったのか? 直木賞作家が維新の闇に迫る!
明治維新そのものが持つ思想と制度の欠陥に根本原因があるのではないか――1932年、イェール大学で歴史学を研究する朝河貫一は、日露戦争後から軍国主義に傾倒していく日本を憂えていた。そのとき、亡父から託された柳行李を思い出す。中に入っていたのは、二本松藩士として戊辰戦争を戦った父が残した手記だった。貫一はそれをもとに、破滅への道を転げ落ちていく日本の病根を見出そうとする。明治維新の闇に迫った歴史小説。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「維新の肖像」感想・レビュー
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明治維新に対する評価に疑問を突きつけた書と言えよう。歴史小説としては珍しく、日本が軍国主義に傾いていく1932年に、明治維新について執筆していくという劇中劇のような形をとっている。日本の近代化への第一歩と …続きを読む2019年07月13日112人がナイス!しています
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読了。初めての作家さんでした。父の明治維新のストーリーと自身の満州事変以降のアメリカでのストーリーが交互に出てきます。正しく時代の大きな変換期を題材にしており両方のストーリーが暗雲立ち込めているようで …続きを読む2022年03月01日53人がナイス!しています
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これは日本近代史の中にあった2つの変革期に焦点を当てたもの。1つは戊辰戦争で幕府側についた二本松藩の朝河正澄と、もう一つは大恐慌直後に満州事変が起こり、米国イェール大学で教鞭を取られていた息子の朝河貫一 …続きを読む2020年05月31日33人がナイス!しています