「維新の肖像」感想・レビュー
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明治維新に対する評価に疑問を突きつけた書と言えよう。歴史小説としては珍しく、日本が軍国主義に傾いていく1932年に、明治維新について執筆していくという劇中劇のような形をとっている。日本の近代化への第一歩と …続きを読む2019年07月13日112人がナイス!しています
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読了。初めての作家さんでした。父の明治維新のストーリーと自身の満州事変以降のアメリカでのストーリーが交互に出てきます。正しく時代の大きな変換期を題材にしており両方のストーリーが暗雲立ち込めているようで …続きを読む2022年03月01日53人がナイス!しています
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これは日本近代史の中にあった2つの変革期に焦点を当てたもの。1つは戊辰戦争で幕府側についた二本松藩の朝河正澄と、もう一つは大恐慌直後に満州事変が起こり、米国イェール大学で教鞭を取られていた息子の朝河貫一 …続きを読む2020年05月31日33人がナイス!しています