怪談専門誌 幽 VOL.28

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年12月15日
判型:
A5判
商品形態:
ムック
ページ数:
480
ISBN:
9784041064443
label

怪談専門誌 幽 VOL.28

  • 著者 小野 不由美
  • 著者 京極 夏彦
  • 著者 有栖川 有栖
  • 著者 山白 朝子
  • 著者 恒川 光太郎
  • 著者 円城 塔
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年12月15日
判型:
A5判
商品形態:
ムック
ページ数:
480
ISBN:
9784041064443

山と海の怪談を大特集!

「山」と「海」──それは私たち人間にとって、最も身近な「異界」です。深い森の奥や暗い海の底には、今もなお、人知の及ばぬ神秘の世界が広がっています。天狗や山人、海坊主や舟幽霊といった山妖海怪は、そうした異界に対する畏怖の念が生み出したものなのかも知れません。
 山の怪異、海の恐怖──それらはまた、小説から実話まで、古今の怪談文芸の得がたい源泉ともなってきました。とりわけ近年は、田中康弘『山怪』シリーズの記録的な大ヒットを契機に、「山の怪談」本が熱い注目を集めています。斯界の先覚者・安曇潤平の一連の著作や『里山奇談』のヒットも記憶に新しいところです。
 本誌は2008年刊行の第8号で、いちはやく「山の怪談」を特集し、現在のブームに10年近くも先駆けて、トレンド形成に先鞭をつけました。そこで今回の特集では趣向を変えて、「山」と「海」の怪談文芸を対比的に取りあげます。ふたつの異界のはざまに、私たち日本人が何を垣間見、何を語り伝えてきたのか……御期待ください!
 『幽』編集顧問 東 雅夫
「山」と「海」──それは私たち人間にとって、最も身近な「異界」です。深い森の奥や暗い海の底には、今もなお、人知の及ばぬ神秘の世界が広がっています。天狗や山人、海坊主や舟幽霊といった山妖海怪は、そうした異界に対する畏怖の念が生み出したものなのかも知れません。
 山の怪異、海の恐怖──それらはまた、小説から実話まで、古今の怪談文芸の得がたい源泉ともなってきました。とりわけ近年は、田中康弘『山怪』シリーズの記録的な大ヒットを契機に、「山の怪談」本が熱い注目を集めています。斯界の先覚者・安曇潤平の一連の著作や『里山奇談』のヒットも記憶に新しいところです。
 本誌は2008年刊行の第8号で、いちはやく「山の怪談」を特集し、現在のブームに10年近くも先駆けて、トレンド形成に先鞭をつけました。そこで今回の特集では趣向を変えて、「山」と「海」の怪談文芸を対比的に取りあげます。ふたつの異界のはざまに、私たち日本人が何を垣間見、何を語り伝えてきたのか……御期待ください!
 『幽』編集顧問 東 雅夫

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

特集「山妖海怪、奇奇怪怪」
●巻頭グラビア  宇佐見まこと書き下ろし「獺祭」+玉川麻衣作品
●日本怪談紀行/怪談巡礼印象記  恐山から仏ヶ浦へ  加門七海/東雅夫 
●名作復刻   幸田露伴「幻談」/上田哲農「枕」/安部公房・山下彌三左衛門対談
●競作   安曇潤平/黒史郎/里山奇談チーム
●エッセイ   小池真理子/樋口明雄/朱野帰子/安田登
●論考     田中康弘/川島秀一 ほか   

小説連載 京極夏彦/小野不由美/有栖川有栖/初野晴/山白朝子/円城塔/恒川光太郎/近藤史恵/織守きょうや  
実話連載 福澤徹三/中山市朗/松村進吉/安曇潤平/藤野可織/小池壮彦   
漫画連載 波津彬子/高橋葉介/諸星大二郎/押切蓮介/花輪和一 ほか
エッセイ&書評&企画 南條竹則 ほか

特別企画 「カクヨム異聞選集」選考会リポート  稲川淳二 ほか

「怪談専門誌 幽 VOL.28」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 意外に読むのに手こずりました。小さな字でちまちま書かれているので、時間が掛かった?メインテーマの山と海の怪はどちらも中途半端で全く怖くない。実録怪談の方がよっぽど怖かった。特に松村進吉のがヤバかった。 意外に読むのに手こずりました。小さな字でちまちま書かれているので、時間が掛かった?メインテーマの山と海の怪はどちらも中途半端で全く怖くない。実録怪談の方がよっぽど怖かった。特に松村進吉のがヤバかった。京極夏彦の連載の独特な字の書体は読み難い事この上ない。「マルコの福音書」「響野怪談」が好き。 …続きを読む
    青葉麒麟
    2018年10月07日
    12人がナイス!しています
  • やっと読了。特集が山と海の怪異とのことで、らしい方向性になってるけど…両方ってちょっと欲張り過ぎじゃないですかね。ページを割いたにしては内容が薄い印象。小野不由美は安定感のある作品。営繕して…ないな今回 やっと読了。特集が山と海の怪異とのことで、らしい方向性になってるけど…両方ってちょっと欲張り過ぎじゃないですかね。ページを割いたにしては内容が薄い印象。小野不由美は安定感のある作品。営繕して…ないな今回。恒川光太郎のは、編集後記から察するに、要は未完成品ですかね。この人の短編で好きなのがあった気がするが、何だったかなあ。沖縄のやつかなあ。山白朝子のは、特筆するほどの作品では無い気がするけど、自分としては非常に惹かれる内容。布団の中というか、布団が入り口になったというか。自分もその先を見てみたい。 …続きを読む
    flatscan
    2018年02月28日
    2人がナイス!しています
  • 特集・山妖海怪奇々怪々 特集・山妖海怪奇々怪々
    ekura
    2024年02月06日
    1人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品