- 著者 山白 朝子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月10日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 248
- ISBN:
- 9784041064351
私の頭が正常であったなら
- 著者 山白 朝子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月10日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 248
- ISBN:
- 9784041064351
私の哀しみはどこへゆけばいいのだろう――切なさの名手が紡ぐ喪失の物語。
突然幽霊が見えるようになり日常を失った夫婦。首を失いながらも生き続ける奇妙な鶏。記憶を失くすことで未来予知をするカップル。書きたいものを失くしてしまった小説家。娘に対する愛情を失った母親。家族との思い出を失うことを恐れる男。元夫によって目の前で愛娘を亡くした女。そして、事故で自らの命を失ってしまった少女。わたしたちの人生は、常に何かを失い、その哀しみをかかえたまま続いていく。暗闇のなかにそっと灯りがともるような、おそろしくもうつくしい八つの“喪失”の物語。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「私の頭が正常であったなら」感想・レビュー
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科学的には何も証明されてはいないけれど、この世とあの世はつながっていて、ふいと交わる瞬間があるのだと思う。それは心にぽっかりと寂しさの穴がひらいた時だったり、何か食べ物や品物を介してだったり、人には言 …続きを読む2019年03月23日285人がナイス!しています
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久しぶりの山白さん作品です。やはり、いつものコトながら'さすが'としか言いようがありません。お得意?のホラーあり、ファンタジーあり、ヒューマンありとあらゆる作風で読者をしっかりと楽しませてくれます。こう …続きを読む2018年03月21日262人がナイス!しています
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中田氏絶賛も肯ける。タイトルにドキリとするが、8話からなる短編集。幽よりも哀を感じた読書になった。怖くは無い。多分脳ではなくて、皮膚で感じるのだろうか。ささくれ立った私の気持ちも萎えるのが実は心地よかっ …続きを読む2018年03月20日247人がナイス!しています