あらくれ 刃鉄の人

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041063538
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あらくれ 刃鉄の人

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年12月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041063538

「風の市兵衛」の著者入魂! 刀鍛冶・国包と異形の<傾き者>が対峙する!

ドラマ化で話題沸騰「風の市兵衛」の辻堂魁、新境地!
続々重版の「刃鉄の人」シリーズ。

書評家 菊池仁氏、絶賛!
「息を呑む面白さだ。非凡な才能が、本作で大輪の花を咲かせた」


時は元禄――
初代・市川団十郎が舞台上で刺殺されたその数日後。

刀鍛冶・一戸前国包(いっこまえくにかね)の仕事場に、傾き者のごとき、異形の男が現れた。
天を衝くほどの体躯の異相異風。だが目鼻だちは美しく整っていた。
全身の風貌は異様な妖しさを漂わせながら、むしろ、神々しささえ感じさせるほどだった。

団十郎に強い憧れを持つその男は、世間では”かげま団十郎”と陰で呼ばれる、旅一座の座長・熊太夫だった。

熊太夫の依頼はふたつ。
自身が持つ朱鞘の小さ刀と同じこしらえの大刀を打ってほしいということ、そしてその小さ刀が誰のものだったかを調べてほしい、とのこと。
その小さ刀にはなんと、「武蔵国包」と銘が打たれていたのだ。

だがその依頼は、哀しみに満ちた熊太夫の過去、さらに若き日の国包に繋がっていた。

息もつかせぬ展開、胸に迫る結末。
神陰流の達人・国包の剛剣唸る、「刃鉄の人」シリーズ!
ドラマ化で話題沸騰「風の市兵衛」の辻堂魁、新境地!
続々重版の「刃鉄の人」シリーズ。

書評家 菊池仁氏、絶賛!
「息を呑む面白さだ。非凡な才能が、本作で大輪の花を咲かせた」


時は元禄――
初代・市川団十郎が舞台上で刺殺されたその数日後。

刀鍛冶・一戸前国包(いっこまえくにかね)の仕事場に、傾き者のごとき、異形の男が現れた。
天を衝くほどの体躯の異相異風。だが目鼻だちは美しく整っていた。
全身の風貌は異様な妖しさを漂わせながら、むしろ、神々しささえ感じさせるほどだった。

団十郎に強い憧れを持つその男は、世間では”かげま団十郎”と陰で呼ばれる、旅一座の座長・熊太夫だった。

熊太夫の依頼はふたつ。
自身が持つ朱鞘の小さ刀と同じこしらえの大刀を打ってほしいということ、そしてその小さ刀が誰のものだったかを調べてほしい、とのこと。
その小さ刀にはなんと、「武蔵国包」と銘が打たれていたのだ。

だがその依頼は、哀しみに満ちた熊太夫の過去、さらに若き日の国包に繋がっていた。

息もつかせぬ展開、胸に迫る結末。
神陰流の達人・国包の剛剣唸る、「刃鉄の人」シリーズ!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「あらくれ 刃鉄の人」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 刃鉄の人「あらくれ」3巻。異形の旅芸人が、打刀と人捜しの依頼に一戸前国包の鍛冶場に現れ、物語は始まるが前半は少し入り込めなかったが、流石に後半息つくまもなく一気読剣劇シーンは迫力でしたしたね、旅芸人熊 刃鉄の人「あらくれ」3巻。異形の旅芸人が、打刀と人捜しの依頼に一戸前国包の鍛冶場に現れ、物語は始まるが前半は少し入り込めなかったが、流石に後半息つくまもなく一気読剣劇シーンは迫力でしたしたね、旅芸人熊大夫さんの末路は寂しいですね。 …続きを読む
    とし
    2019年06月10日
    92人がナイス!しています
  • シリーズ3作目。地芝居の役者で相撲取りよりも大きな熊太夫が国包の許を訪れ、「国包」と銘打たれた小刀を持参する。華美な誂えの小刀をなぜ地芝居の役者が持っているのか、疑問を抱いた国包が、備後屋の一風に問い シリーズ3作目。地芝居の役者で相撲取りよりも大きな熊太夫が国包の許を訪れ、「国包」と銘打たれた小刀を持参する。華美な誂えの小刀をなぜ地芝居の役者が持っているのか、疑問を抱いた国包が、備後屋の一風に問い合わせたところ、国包が若い頃に鍛えた稽古刀の大小に一風が「国包」と銘を打ち、旗本・小寺基之が購入したことが判明する。小刀は熊太夫の母の形見だった。熊太夫出生の秘密が明らかになり、小寺家を守るために用人が発した言葉に逆上した熊太夫は国包の制止を振り切り、用人と小寺に斬りつける。壮絶かつ悲哀に満ちた圧巻の幕切れ。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2020年04月21日
    65人がナイス!しています
  • 湿り気のある文体で悲しみに満ちた母と子、父の関わりが描かれている。それなのになぜか物語に入り込めなかったのは個人的に旅芸人・熊大夫に共感しにくかったからかもしれない。市川団十郎の死、旅芸人一座、いつも 湿り気のある文体で悲しみに満ちた母と子、父の関わりが描かれている。それなのになぜか物語に入り込めなかったのは個人的に旅芸人・熊大夫に共感しにくかったからかもしれない。市川団十郎の死、旅芸人一座、いつもと同じ鍛冶場の情景と好物だらけのお話なのに… …続きを読む
    真理そら
    2018年12月25日
    22人がナイス!しています

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