三年長屋

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年02月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
368
ISBN:
9784041063514

三年長屋

  • 著者 梶 よう子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年02月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
368
ISBN:
9784041063514

河童が奉られた長屋の差配と店子たちが織りなす、心温まる物語。

下谷、山伏町にある裏店、通称『三年長屋』。この長屋に住むものは、なぜか三年ほどで、出世していくため『出世長屋』とも呼ばれていた──。河童の神様が奉られた長屋で起きる奇蹟の感動物語。 下谷、山伏町にある裏店、通称『三年長屋』。この長屋に住むものは、なぜか三年ほどで、出世していくため『出世長屋』とも呼ばれていた──。河童の神様が奉られた長屋で起きる奇蹟の感動物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「三年長屋」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • こんな時代だからこそ、心に傷を負ってもまじめに生きて、みんなうまくいってめでたしめでたし、でいいんだと思った。 こんな時代だからこそ、心に傷を負ってもまじめに生きて、みんなうまくいってめでたしめでたし、でいいんだと思った。
    初美マリン
    2020年08月11日
    122人がナイス!しています
  • 人情味に満ちた物語だった。三年住むと願い事が叶うという長屋を舞台にいろいろな人が入り乱れ様々な交流を描いている。主人公は、この三年長屋の新米差配となった左平次。この左平次が非常なお節介者で、人にどうこ 人情味に満ちた物語だった。三年住むと願い事が叶うという長屋を舞台にいろいろな人が入り乱れ様々な交流を描いている。主人公は、この三年長屋の新米差配となった左平次。この左平次が非常なお節介者で、人にどうこう言われてようと少しも懲りずに口を挟んでいく。他に登場する人物もとても明るく楽しい人ばかり。家主のお梅が送り込んでくる新たな住人たちやお梅自身にも事情がありそうで、他にも悪役人と悪家主コンビが正体を現し、左平次との対決の話も盛り込まれている。てんやわんやで楽しい群像劇だった。 …続きを読む
    のぶ
    2020年04月16日
    93人がナイス!しています
  • 長屋が舞台の小説って数多あれどその数だけ物語があって、味わいが出てていいですね。「三年長屋」またの名を「かっぱ長屋」あるいは「出世長屋」と呼ばれ、祠にまつられている河童が運を運んでくるという噂。3年住 長屋が舞台の小説って数多あれどその数だけ物語があって、味わいが出てていいですね。「三年長屋」またの名を「かっぱ長屋」あるいは「出世長屋」と呼ばれ、祠にまつられている河童が運を運んでくるという噂。3年住めば誰かが幸せになり長屋を出て行くという、嘘のようなホントの話が。長屋の住民を差配するのが元武士で生真面目、真正直な男。主は何やら訳ありの老婆。奉行所の悪奉行と他所の差配の悪だくみをやっつける終盤はスカッとする。願いが叶うのは神様でも河童のおかげでもない。そこには意味があるから…。ほっこりする作品。 …続きを読む
    タイ子
    2020年09月13日
    83人がナイス!しています

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