- 著者 芦沢 央
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784041063392
いつかの人質
- 著者 芦沢 央
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784041063392
盲目の少女はなぜ二度も誘拐されたのか。注目作家のサスペンス・ミステリー
宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。長い歳月を経て再び起きた、「被害者」と「加害者」の事件。偶然か、それとも二度目の誘拐に優奈は関わっているのか。急展開する圧巻のラスト35P! 文庫化に当たり、単行本から改稿されたシーンも。大注目作家のサスペンス・ミステリー。(解説:瀧井朝世)
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「いつかの人質」感想・レビュー
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『二度も誘拐される偶然なんてあるのだろうか?』幼き日に『誘拐』され、中学生となった十二年後に再び『誘拐』の憂き目に合ってしまった愛子。この作品では目が見えない愛子を襲う『誘拐』された恐怖がリアルに描か …続きを読む2024年01月12日236人がナイス!しています
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最近お気に入りの芦沢さん…本作は誘拐もので、被害者の15歳の少女、その父と母、容疑者の女、その夫、5人の視点を中心に周囲の人々のインタビューを挟んだ構成でテンポ好く進む。各々が何処にでもいそうな小市民で、 …続きを読む2018年09月03日215人がナイス!しています
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一度ならず二度も誘拐された少女。不運な偶然と悪意。大切な我が子が連れ去られた時の親の心境は計り知れない。守る事と自立させる難しさ。被害者側でも一部の報道では叩かれる。犯人の動機も身勝手極まりない。精神 …続きを読む2019年08月09日149人がナイス!しています
著者紹介
芦沢 央(あしざわ よう)
1984年東京都生まれ。2012年『罪の余白』でデビュー。