- 著者 山本 周五郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041062357
五瓣の椿
- 著者 山本 周五郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年02月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 336
- ISBN:
- 9784041062357
父を失い、少女は殺人に手を染める……。周五郎唯一のサスペンス小説!
家のために働きづめ、その挙句倒れて死んでしまった大切な父。その時母は浮気相手と不義密通を働いていた――。おしのが母をなじると、返ってきたのはおどろくべき言葉だった。「おしのちゃん、あなたの本当の父親はほかにいるのよ。」
母の不義を憎み、次々と母や、男たちに復讐を果たしながらも、不浄な血が流れている自身の存在に悩むおしの。最後の復讐相手、自分の本当の父親と直面したおしのがとった驚くべき行動とは――。犯した罪をどうやって償うべきか。サスペンス仕立てで語られる、罪と罰の物語。
母の不義を憎み、次々と母や、男たちに復讐を果たしながらも、不浄な血が流れている自身の存在に悩むおしの。最後の復讐相手、自分の本当の父親と直面したおしのがとった驚くべき行動とは――。犯した罪をどうやって償うべきか。サスペンス仕立てで語られる、罪と罰の物語。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「五瓣の椿」感想・レビュー
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山本周五郎を読むのは初めて。母に対して、そして母と関係した人物の中から「おしの」が許せないと感じた人物に復讐していく、そんなお話。注釈が多くそしてそれを確認しながら進んだのでテンポが悪いまま進む。「あ …続きを読む2021年05月17日44人がナイス!しています
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時代小説・犯罪小説の装いだが、むしろ実態は罪と罰についての現代小説として読んだ。テーマは「御定法で罰することができない罪」を法に代わって私的に罰することが許されるのかということである。このことは二つの …続きを読む2023年08月31日43人がナイス!しています
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有栖川有栖「ミステリ国の人々」から。薬種屋・むさし屋の娘おしのが働き者だった最愛の父を亡くし、遊び歩いてその死に目に立ち会わなかった母に非情な現実を突きつけられたところから物語が動き出す。心根の優しい …続きを読む2018年04月01日29人がナイス!しています