コレクションと資本主義 「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年09月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040821849
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コレクションと資本主義 「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる

  • 著者 水野 和夫
  • 著者 山本 豊津
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年09月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040821849

「蒐集」の本質から資本主義と芸術の驚くべき関係まで……唯一無二の対話。

何百年スパンでの超長期的な視点から目下の経済を議論することで、「資本主義の終焉」を看破したエコノミスト、水野和夫氏。その「水野史観」において最も重要かつ絶対に理解すべき概念が、「コレクション=蒐集」である。

本書では、まさに「コレクション」の専門家である博覧強記のギャラリスト(画商)、山本豊津氏が水野氏のあらゆる疑問に答えながら、そのなかでマクロ経済のトレンドとアート表現のあいだにある、驚くべき関係が明らかにされる。

低金利になるとなぜ決まったアート表現が登場するのか? スペイン、イギリスなどの帝国、メディチ家などのパトロン=コレクターはどう変遷したか? そこで彼らが「蒐集」した対象は、どのように変化してきたのか?

さらに、資本主義が終焉するならば「コレクション」も終わりを迎えるのか? 資本の本質が最も先鋭的に現れる最先端の美術は、資本主義の先にある世界をいったい、どのように予言しているのだろうか?

この一冊で、資本主義の勃興と終焉、それにみごとに一致するアートのトレンド、ゼロ金利時代における日本の戦略までを一気に理解できる、唯一無二の対話である。


第1章 なぜ資本の本質が芸術に現れるのか  水野和夫
第2章 「コレクション」の本質を歴史から考える  水野和夫×山本豊津 
第3章 利子、自我、そして絵画の「作者」の誕生  水野和夫×山本豊津 
第4章 「長い十六世紀」とパトロン=コレクターたち  水野和夫×山本豊津 
第5章 近代資本主義を「蒐集」から読み解く  水野和夫×山本豊津 
第6章 そして戦後、「長い二十一世紀」が始まった  水野和夫×山本豊津 
第7章 最先端の芸術が予言する「新中世時代」  水野和夫×山本豊津 
第8章 芸術、蒐集、資本主義のしたたかさ  山本豊津
何百年スパンでの超長期的な視点から目下の経済を議論することで、「資本主義の終焉」を看破したエコノミスト、水野和夫氏。その「水野史観」において最も重要かつ絶対に理解すべき概念が、「コレクション=蒐集」である。

本書では、まさに「コレクション」の専門家である博覧強記のギャラリスト(画商)、山本豊津氏が水野氏のあらゆる疑問に答えながら、そのなかでマクロ経済のトレンドとアート表現のあいだにある、驚くべき関係が明らかにされる。

低金利になるとなぜ決まったアート表現が登場するのか? スペイン、イギリスなどの帝国、メディチ家などのパトロン=コレクターはどう変遷したか? そこで彼らが「蒐集」した対象は、どのように変化してきたのか?

さらに、資本主義が終焉するならば「コレクション」も終わりを迎えるのか? 資本の本質が最も先鋭的に現れる最先端の美術は、資本主義の先にある世界をいったい、どのように予言しているのだろうか?

この一冊で、資本主義の勃興と終焉、それにみごとに一致するアートのトレンド、ゼロ金利時代における日本の戦略までを一気に理解できる、唯一無二の対話である。


第1章 なぜ資本の本質が芸術に現れるのか  水野和夫
第2章 「コレクション」の本質を歴史から考える  水野和夫×山本豊津 
第3章 利子、自我、そして絵画の「作者」の誕生  水野和夫×山本豊津 
第4章 「長い十六世紀」とパトロン=コレクターたち  水野和夫×山本豊津 
第5章 近代資本主義を「蒐集」から読み解く  水野和夫×山本豊津 
第6章 そして戦後、「長い二十一世紀」が始まった  水野和夫×山本豊津 
第7章 最先端の芸術が予言する「新中世時代」  水野和夫×山本豊津 
第8章 芸術、蒐集、資本主義のしたたかさ  山本豊津

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第1章 なぜ資本の本質が芸術に現れるのか 水野和夫
第2章 「コレクション」の本質を歴史から考える 水野和夫×山本豊津 
第3章 利子、自我、そして絵画の「作者」の誕生 水野和夫×山本豊津 
第4章 「長い十六世紀」とパトロン=コレクターたち 水野和夫×山本豊津 
第5章 近代資本主義を「蒐集」から読み解く 水野和夫×山本豊津 
第6章 そして戦後、「長い二十一世紀」が始まった 水野和夫×山本豊津 
第7章 最先端の芸術が予言する「新中世時代」 水野和夫×山本豊津 
第8章 芸術、蒐集、資本主義のしたたかさ 山本豊津

「コレクションと資本主義 「美術と蒐集」を知れば経済の核心がわかる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 資本主義と美術の本質はパラレルな関係にあると言う視点からの刺激的な対談集。水野氏は、歴史的な低金利の現状を、資本主義が終焉を迎えていると、中世からさかのぼって解説して著名な経済学者。一方、山本氏は現代 資本主義と美術の本質はパラレルな関係にあると言う視点からの刺激的な対談集。水野氏は、歴史的な低金利の現状を、資本主義が終焉を迎えていると、中世からさかのぼって解説して著名な経済学者。一方、山本氏は現代アートを扱う画廊経営者。中世イタリア、経済が停滞した低金利時代、美術界において「マニエリスム(模倣)」が潮流となったていたことと、同様な経済状態にある今、一種のマニエリスム的な村上隆、奈良美敏、草間弥生らが活躍している共通性に触れる等、停滞から脱するヒントとなりうるのではと思わせる指摘、非常に興味深い。 …続きを読む
    kawa
    2018年06月18日
    30人がナイス!しています
  • 歴史のなかでの資本主義の変容過程と、美術作品のコレクション、作品の傾向と意味、アート市場までを話し合ふ広汎な対談。アートといふ評価が難しいものに価値を付けていくアート市場の形成と、資本主義が富を産む投 歴史のなかでの資本主義の変容過程と、美術作品のコレクション、作品の傾向と意味、アート市場までを話し合ふ広汎な対談。アートといふ評価が難しいものに価値を付けていくアート市場の形成と、資本主義が富を産む投資先を新しいフロンティアの創出によつて見付けていく仕組みの類似性が面白い。資本主義の終焉といふ事態のなかでの藝術の位置取りなど、美術と経済の共犯関係が今後どうなつて行くのか、関心が尽きないところである。 …続きを読む
    浅香山三郎
    2021年01月16日
    13人がナイス!しています
  • アート界に限らず、蒐集という概念を元にかなり昔から主に西洋社会で一部の人々が豊さを享受するシステムが構築されたという事なのだろう。 アート界に限らず、蒐集という概念を元にかなり昔から主に西洋社会で一部の人々が豊さを享受するシステムが構築されたという事なのだろう。
    NICKNAME
    2018年01月31日
    11人がナイス!しています

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