- 著者 遠田 潤子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041061688
カラヴィンカ
- 著者 遠田 潤子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年10月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041061688
『雪の鉄樹』で話題の著者による、衝撃のミステリー。
売れないギタリストの多聞は、音楽誌に穴埋めコラムを書いて生計を立てている。最近、離婚して、妻のつくった借金を抱えて困窮していた。ある日、彼のもとに仕事の依頼が入る。カリスマ的な人気歌手、実菓子のロングインタビューだった。義理と借金のためやむなく引き受けたものの、二人は幼い頃同じ家で育ち、しかも、多聞の亡父と亡兄はともに実菓子の夫であった。二人はかつて共に住んでいた田舎の家で再会し、インタビューを開始する。実菓子への憎悪と愛情という相反する二つの感情を抱えていた多聞だったが、実菓子は多聞の知らなかった過去を語りはじめた。かつて多聞の家とともに村の二大勢力と言われた実菓子の実家の忌まわしい過去。二人の母が突然姿を消した謎。実菓子が10歳の時に起こした冤罪事件と、二度の結婚の秘密。数々の出来事の裏に隠されていた凄惨な真実が解き明かされたとき、あらたな事件が起こる――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「カラヴィンカ」感想・レビュー
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慟哭!これ程までに襲い掛かる作品を私は知らない!表現できない、感想を書けない、ただただ慟哭しかない!理不尽極まりない理不尽に翻弄され心を失くし、我を圧し殺して誰かを守らんとする人身御供。切なさの最上級 …続きを読む2020年03月13日341人がナイス!しています
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★★★★☆20010 遠田さんは、雪の〜アンチェルの〜蓮の〜あの日の〜(の〜が多い?)と読んできましたが、どれも強烈な余韻を残す読み応えある作品ばかり!本作品も引き込まれた〜!現在と過去を行き来しながら話は進みま …続きを読む2020年01月23日116人がナイス!しています
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丹羽谷村には、藤屋と斧屋の二軒の旧家があり、藤屋の次男の多聞と斧屋の実菓子の関りから始まり、壊れた家族、理不尽な環境、親子の憎悪、隠された親子の真実等が多聞と実菓子を中心に長いスパンで帰結していく。語 …続きを読む2022年05月04日104人がナイス!しています