ムーン・リヴァー

ムーン・リヴァー

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784041061473
label

ムーン・リヴァー

  • 著者 栗本 薫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年12月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
464
ISBN:
9784041061473

男達の破滅的な恋の道行きは、果たして。衝撃作がついに文庫化!

「一生そばにいるよ。
――どうしてくれてもいい。
俺のからだをどう使っても」

奇跡のような男が、愛を知らない男に愛される時、
世界は激烈にグロテスクで、純粋なものになる。
「東京サーガ」最後の一作。

東京。スターを夢見、全てを失ったこの街で、
年を経てもなお美しい男、森田透はたゆたうように生きている。
愛憎を越え結ばれたトップスターの今西良は、
罪を償うために塀の中だ。
彼を想いつつも、
長年の理解者でパトロンの島津正彦とともに暮らす。
作家として名を馳せる彼との関係は、
「愛」ではなく「情」の筈だった。
しかし島津がガンに侵され、
愛欲の日々が始まって……。
時代を切り拓いた天才作家の、
遺作にして衝撃の傑作。
「一生そばにいるよ。
――どうしてくれてもいい。
俺のからだをどう使っても」

奇跡のような男が、愛を知らない男に愛される時、
世界は激烈にグロテスクで、純粋なものになる。
「東京サーガ」最後の一作。

東京。スターを夢見、全てを失ったこの街で、
年を経てもなお美しい男、森田透はたゆたうように生きている。
愛憎を越え結ばれたトップスターの今西良は、
罪を償うために塀の中だ。
彼を想いつつも、
長年の理解者でパトロンの島津正彦とともに暮らす。
作家として名を馳せる彼との関係は、
「愛」ではなく「情」の筈だった。
しかし島津がガンに侵され、
愛欲の日々が始まって……。
時代を切り拓いた天才作家の、
遺作にして衝撃の傑作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ムーン・リヴァー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【愛しき者よ。ーーー最愛の者、わが生涯にただひとつのーーーわが愛(島津)】年を経ても美しい男・透は愛憎を越えて結ばれた良が罪を償い、塀の中から出てくるのを待ち続ける……。長年の理解者でパトロンの島津と共 【愛しき者よ。ーーー最愛の者、わが生涯にただひとつのーーーわが愛(島津)】年を経ても美しい男・透は愛憎を越えて結ばれた良が罪を償い、塀の中から出てくるのを待ち続ける……。長年の理解者でパトロンの島津と共に暮らしながら……。なんというか、ただただ圧倒された。ここまで、激しい感情のまま人を愛せてしまうものなのか。重過ぎる愛憎は人を狂気に駆り立て、時には殺意の刃となる。62歳になるまで本当に人を愛することを知らなかった島津が透を愛したとき、その狂気とも言える愛が狂おしく、でも不快でなく込み上げてくる(続) …続きを読む
    黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
    2019年03月28日
    106人がナイス!しています
  • 『翼あるもの』を読んでから三十余年、作中では10年以上にはなるのだろうか。森田透を囲う島津の愛。今西良を愛しつつも島津に愛されることに安らぐ透。嫉妬と欲情と妄執の果て、殺人に等しい行為でも壊れない島津 『翼あるもの』を読んでから三十余年、作中では10年以上にはなるのだろうか。森田透を囲う島津の愛。今西良を愛しつつも島津に愛されることに安らぐ透。嫉妬と欲情と妄執の果て、殺人に等しい行為でも壊れない島津と透の純愛。どろどろの愛欲まみれなのに、清らかで尊くすら思える二人の最後の時間。癌に冒された島津との最後の壮絶な時間と、透をおいて一人で自死する島津の覚悟。島津を失った後の透の圧倒的な孤独。この喪失を抱えて透がどのような時を生きていくのか、強いて言うならその後は知らない方がよかったな、と。 …続きを読む
    くたくた
    2022年05月04日
    59人がナイス!しています
  • 実際、短期間で数度目の読み返し。この展開に賛否はあれど、私はこの二人が好きだ。この凄烈な愛があまりにも美しく思えて、透が哀れでしょうがない。しかしだな、私は作品中の時系列をけっこう厳密に分析しちゃうほ 実際、短期間で数度目の読み返し。この展開に賛否はあれど、私はこの二人が好きだ。この凄烈な愛があまりにも美しく思えて、透が哀れでしょうがない。しかしだな、私は作品中の時系列をけっこう厳密に分析しちゃうほうなんだけど、栗本サンはそういうのが結構どうでもいいタイプなのがツライところもある。たとえば、『朝日』から『ムーン・リヴァー』までは何年なの!島津だけなぜ老化してるんだ!巽が殺されたのはいつだったの?良の裁判はどれだけ掛かって、良は何年収監されてるの?など。まあ、薫サンたぶん何も考えてなかったんだろうけどさ。 …続きを読む
    くたくた
    2022年05月30日
    45人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品