社をもたない神々

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年01月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
252
ISBN:
9784047036246
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社をもたない神々

  • 著者 神崎 宣武
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年01月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
252
ISBN:
9784047036246

「不思議な国」日本に連綿とつたわる、多様なカミとまつりの姿を伝え残す。

歳神・田の神・山の神・塞の神・地神・産神・産土神――ご先祖様たちが広大な自然や日々の営みから見出し、崇め祀り、連綿と子孫に託してきたものとは何か。
「我われの民俗学は、先学の落とした落穂を拾うようなもの」。師・宮本常一の言葉に導かれるように、日本各地に残る原初の多様なカミたちの足跡を探索。代々続く吉備・宇佐八幡神社の神主として、半世紀にわたり古神道(民間神道)を実践してきた著者が、いま急速に失われつつある「日本のかたち」を伝え残す。

序章――自然に宿る神々の群れ
第一章 歳神と田の神
第二章 原初に神体山あり
第三章 神宿る樹木とその森
第四章 境を守る「塞の神」
第五章 地神・産神と産土神
終章――まじないと流行神
歳神・田の神・山の神・塞の神・地神・産神・産土神――ご先祖様たちが広大な自然や日々の営みから見出し、崇め祀り、連綿と子孫に託してきたものとは何か。
「我われの民俗学は、先学の落とした落穂を拾うようなもの」。師・宮本常一の言葉に導かれるように、日本各地に残る原初の多様なカミたちの足跡を探索。代々続く吉備・宇佐八幡神社の神主として、半世紀にわたり古神道(民間神道)を実践してきた著者が、いま急速に失われつつある「日本のかたち」を伝え残す。

序章――自然に宿る神々の群れ
第一章 歳神と田の神
第二章 原初に神体山あり
第三章 神宿る樹木とその森
第四章 境を守る「塞の神」
第五章 地神・産神と産土神
終章――まじないと流行神

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「社をもたない神々」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 明治政府の神仏分離政策により、神社統合や祭式統一が全国的な規模で展開される一方、田の神・山の神・歳神・産土神などの民俗神道については、それぞれの地方や神社の判断での対処が許容された。本書では、岡山県の 明治政府の神仏分離政策により、神社統合や祭式統一が全国的な規模で展開される一方、田の神・山の神・歳神・産土神などの民俗神道については、それぞれの地方や神社の判断での対処が許容された。本書では、岡山県の吉備高原で神社の宮司を務めている筆者が、かろうじて残っている民俗神道の事例を紹介してくれている。このような、アニミズムの色濃い神々が現代に残っているのは、先進国では極めてまれだろうと思うけれど、ご多分に漏れず、地域社会の過疎化、高齢化により絶滅寸前の神々もおわすので、貴重な記録なのではないかな。 …続きを読む
    tsu55
    2022年12月18日
    24人がナイス!しています
  • 備中高原に社を構える神主でもあり、多くの書を著わす民俗学者神崎氏による本。氏の住する岡山吉備の国は、元来一部は広島県に及ぶ大国である。従って神主乍ら書題の如く社を持たぬ神々への奉仕にも、自身盛んに携わ 備中高原に社を構える神主でもあり、多くの書を著わす民俗学者神崎氏による本。氏の住する岡山吉備の国は、元来一部は広島県に及ぶ大国である。従って神主乍ら書題の如く社を持たぬ神々への奉仕にも、自身盛んに携われた経験を有する。依ってこの本も出来たという事であろう。僻遠の東国人である私には実感のない事共の多い中、古くは近世の一村(旧村)一社政策、明治の神仏判然令の下で淫祠邪教と排撃され、更に近代化の中で忘れられつつある、我々にとって最も身近である神々や、無意識に今日も残る敬神作法の諸々を思い起こす。肩肘張らぬ良書。 …続きを読む
    bapaksejahtera
    2022年07月04日
    17人がナイス!しています
  • 図書館本 友人が読んでてよさそうだったので 宗教に影響される前からのカミたちのこと 神楽の神話物は江戸時代の国学者の作った芸能。もとは立派な山、大きな木、よい水の川、森、普通じゃない死に方をした人や動 図書館本 友人が読んでてよさそうだったので 宗教に影響される前からのカミたちのこと 神楽の神話物は江戸時代の国学者の作った芸能。もとは立派な山、大きな木、よい水の川、森、普通じゃない死に方をした人や動物・自分の先祖たちがカミで名前は必要ではなかった。山に許しを得て土地を貸していただき田を作る。病気や災害のカミが入ってこないように標識でダメと知らせ、入ったらお帰り「いただく」。 一番ほっとしたのは産屋で、出産が不浄だから隔離するのじゃなく「いたわる」ものだったこと。産屋出産経験したお婆さんの言葉が素敵 …続きを読む
    tama
    2020年04月07日
    16人がナイス!しています

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