白昼夢の森の少女

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年04月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041060582

白昼夢の森の少女

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年04月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041060582

異才・恒川光太郎による最新短編集!

人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは――表題作「白昼夢の森の少女」をはじめ、現実と異界のあわいをゆうゆうと飛び越える、ダークファンタジーの傑作短編集。 人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは――表題作「白昼夢の森の少女」をはじめ、現実と異界のあわいをゆうゆうと飛び越える、ダークファンタジーの傑作短編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「白昼夢の森の少女」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 恒川 光太郎は、新作中心に読んでいる作家です。本書はヴァラエティに富んだ幻想譚の短編集でした。オススメは、『古入道きたりて』&表題作『白昼夢の森の少女』&『傀儡の路地』の3作です。 恒川 光太郎は、新作中心に読んでいる作家です。本書はヴァラエティに富んだ幻想譚の短編集でした。オススメは、『古入道きたりて』&表題作『白昼夢の森の少女』&『傀儡の路地』の3作です。
    starbro
    2019年06月10日
    400人がナイス!しています
  • 2008年~2018年に雑誌やアンソロジー集に発表された10作の短編集…作風は様々だが、どれも恒川ワールド!ファンなら必読と思うが、初読みの人には簡潔なだけに魅力が伝わり辛いだろう。甲乙つけ難いが、実話怪談の『 2008年~2018年に雑誌やアンソロジー集に発表された10作の短編集…作風は様々だが、どれも恒川ワールド!ファンなら必読と思うが、初読みの人には簡潔なだけに魅力が伝わり辛いだろう。甲乙つけ難いが、実話怪談の『布団窟』は幼少期に夢想した事でゾッとしたし『傀儡の路地』は著者らしいダークファンタジーで嬉しい。『銀の船』は大好きな長編『スタープレイヤー』に似た雰囲気だし『夕闇地蔵』は初期の「和風怪奇譚」のテイストが色濃く出ている。どの話も大人向け絵本の原作になると思えた。愛蔵して、たまに読み返したくなる一冊♬ …続きを読む
    しんたろー
    2019年05月23日
    316人がナイス!しています
  • 「それでその後どうなったの?」聞きたくても、ばんっとドアを閉められて真相は藪の中。確かにこの手に触れたはずなのに、夢だったのかと思うような感覚。言葉にするのは難しいけれど、小さなピアスを外した時にパラ 「それでその後どうなったの?」聞きたくても、ばんっとドアを閉められて真相は藪の中。確かにこの手に触れたはずなのに、夢だったのかと思うような感覚。言葉にするのは難しいけれど、小さなピアスを外した時にパラっと落ちて、そのまま見つからず、という感じに似ている。キャッチはこの手に、残っているのに。日常の中にまぎれて起こる不思議なこと。これは現実なのか夢なのか、境界線が曖昧になってゆく不安な感じ。これはまさに白昼夢のような短篇集。幻想的だけれど残酷で、結末を書かずに終わる余韻の美しさが、いつまでも胸をざわつかせる。 …続きを読む
    風眠
    2019年09月04日
    266人がナイス!しています

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