まっしぐら検事・凜々子、今度は関西で事件に恋に邁進!
転勤で尼崎にやってきた検事・凜々子のもとに汚職事件の告発状が届いた。したたかな相手に取り調べは進まず、凜々子は証拠集めに奔走する。豪快な110番担当の虎子や、こてこての関西弁の青井刑事と協力して捜査を進め、上司にガサ入れの許可を求めるが、理不尽な理由で却下されてしまう。一方プライベートでは、幼馴染みの紹介で知り合った俳優と恋の予感が⁉
下町育ちの女検事、関西でも『正義』に向かって全力投球!
転勤で尼崎にやってきた検事・凜々子のもとに汚職事件の告発状が届いた。したたかな相手に取り調べは進まず、凜々子は証拠集めに奔走する。豪快な110番担当の虎子や、こてこての関西弁の青井刑事と協力して捜査を進め、上司にガサ入れの許可を求めるが、理不尽な理由で却下されてしまう。一方プライベートでは、幼馴染みの紹介で知り合った俳優と恋の予感が⁉
下町育ちの女検事、関西でも『正義』に向かって全力投球!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一章 アマの虎
第二章 アインシュタインとネズミ男
第三章 凜々子、北へ!
正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか! が含まれている特集
「正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか!」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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人間として検事として一回り成長した凛々子。尼崎と札幌での大きな収賄事件を起訴に持ち込む。だが最後に被疑者が殺人容疑を否認するところで終わってしまう。続編はあるのだろうか。この次は恋愛でも成長する凛々子
人間として検事として一回り成長した凛々子。尼崎と札幌での大きな収賄事件を起訴に持ち込む。だが最後に被疑者が殺人容疑を否認するところで終わってしまう。続編はあるのだろうか。この次は恋愛でも成長する凛々子をみたい。検事も普通の人間なんだから。
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神戸地検尼崎支部に転勤になった凛々子。会話がだんだん関西弁に染まっていくあたりがリアル。だいたい関東人って関西に転勤すると関西弁になってしまうよね。関西人はどこに行っても関西弁なのに。解説に元東京地検
神戸地検尼崎支部に転勤になった凛々子。会話がだんだん関西弁に染まっていくあたりがリアル。だいたい関東人って関西に転勤すると関西弁になってしまうよね。関西人はどこに行っても関西弁なのに。解説に元東京地検特捜部の鬼検事と恐れられた堀田力氏を持ってくる所が心憎い。でも、この鬼検事でさえ凛々子にはメロメロのご様子。検事としても女性としても魅力ある主人公であることは間違いない。堀田さんではないが、ぜひ凛々子には素敵な恋をしてもらいたいと願うばかりである。
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「完璧な人間じゃないのに、他人の人生、いや、ときに生命を裁かなければならない。だから、失敗は許されない。感情に左右されず、常に自らを律してフェアな判断を下す能力が、他の人より何十倍も必要となる。」凜
「完璧な人間じゃないのに、他人の人生、いや、ときに生命を裁かなければならない。だから、失敗は許されない。感情に左右されず、常に自らを律してフェアな判断を下す能力が、他の人より何十倍も必要となる。」凜々子の検事としての力がぐっとついた巻。「検事も人間である。」、家族、友人、恋愛模様、、。「感情」については、二面性を求められるのも我が職種と同じである。上記の言葉は私も肝に銘じたい。検事として、寄り添い、揺さぶり証言を引き出していく。まだまだ男尊女卑が残る状況もリアルに描いていく。続きはいつ出るかなあ。
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著者紹介
阿川 佐和子
953年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。99年に檀ふみ氏との往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年に刊行した新書『聞く力 心をひらく35のヒント』は170万部を突破する大ベストセラーに。14年、菊池寛賞受賞。