- 著者 安部 龍太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年05月31日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 416
- ISBN:
- 9784041058497
平城京
- 著者 安部 龍太郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2018年05月31日
- 判型:
- 四六変形判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 416
- ISBN:
- 9784041058497
3年で日本史上最大の引っ越しを完遂せよ。青年が家の再興を賭けて挑む!
遣唐使船の船長だった阿倍船人(あべの・ふなびと)は、ある事件により朝廷より処罰をうけて草香津に逼塞していた。そこへ、七年ぶりに再会した兄・宿奈麻呂(すくなまろ)から新都造営の手助けをしてほしいと、打診を受ける。たった三年で、唐の長安に並ぶ新都を奈良に――これは朝廷一の実力者・藤原不比等(ふじわらの・ふひと)からの必達の命だった。失敗すれば大きな責任を問われる難事業だったが、白村江の戦い以来冷遇されてきた阿倍家再興を誓う兄を助けるため、船人は引き受けることに。行基衆の手助けなどもあり、着々と準備を進めるが、朝廷では遷都推進派と反対派の対立が激化。造営予定地の立ち退きを巡り、死者まで出てしまう。事件の黒幕について、船人はある疑念を抱くが……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「平城京」感想・レビュー
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安部 龍太郎は、新作中心に読んでいる作家です。藤原 不比等、平城京を造営すといった趣でした。造営工事に伴う具体的な数字が散りばめられていて、リアリティが感じられます。平城京造営の苦難、天皇家の争い、外圧 …続きを読む2018年08月14日190人がナイス!しています
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平城京遷都へ向けた一大プロジェクトを描いた作品。小説としてそれほど多く取り上げられることのないテーマでもあり、歴史に残る大事業を進めていく上での様々な困難を乗り越えていく様は痛快で、その裏で蠢く影の策 …続きを読む2019年02月11日124人がナイス!しています
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【覚書】遷都のために平城京を建設せねばならぬ。「大化の改新」「壬申の乱」の後の天智天皇と天武天皇方の対立 中臣鎌足と不比等がすすめようとする建設に尽力する阿部一族だが、反対派の恨みと謀反が次々と。白村 …続きを読む2019年09月12日121人がナイス!しています
著者紹介
安部 龍太郎
1955年福岡生まれ。90年『血の日本史』で大きな注目を集める。
2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、13年『等伯』で直木賞、16年歴史時代作家クラブ賞(実績功労賞)を受賞。
2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞、13年『等伯』で直木賞、16年歴史時代作家クラブ賞(実績功労賞)を受賞。