呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2017年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044002916
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呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 湯浅 邦弘
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2017年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784044002916

「人間とはどうあるべきか」。『菜根譚』に並ぶ中国古典の名著。

明代末期、皇帝は求心力を失い、官僚は腐敗し、世の中は混乱していた。その乱世の中で生まれた『呻吟語』は、『菜根譚』と並ぶ処世訓の名著である。朱子学と陽明学を修めた呂新吾が30年の歳月をかけて綴った言葉の数々を、原文、書き下し文、現代語訳で掲載。「冷静沈着の大切さ」「過ちを認める勇気」「読書の秘訣」「時間を無駄にしない」「一つのことに一生懸命になる」など、現在にも役立つその思想を分かりやすく解説する入門書。 明代末期、皇帝は求心力を失い、官僚は腐敗し、世の中は混乱していた。その乱世の中で生まれた『呻吟語』は、『菜根譚』と並ぶ処世訓の名著である。朱子学と陽明学を修めた呂新吾が30年の歳月をかけて綴った言葉の数々を、原文、書き下し文、現代語訳で掲載。「冷静沈着の大切さ」「過ちを認める勇気」「読書の秘訣」「時間を無駄にしない」「一つのことに一生懸命になる」など、現在にも役立つその思想を分かりやすく解説する入門書。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

[内篇]
性命─人間の本性と運命について─
存心─正しい心のあり方とは─
倫理─人間道徳の基本─
談道─孔子の道を規範とする─
修身─身を修めるための方法─
問学─切磋琢磨して学ぶ─
応務─対人関係で大切なこと─
養生─健康長寿のために─

[外篇]
天地─世界は何でできているのか─
世運─世の流れへの対処法─
聖賢─聖人賢者も修養努力する─
品藻─人間の品格とは─
治道─統治の理念と方法─
人情─日々の暮らしの心がけ─
物理─万事万物の理─
広喩─比喩で表す真実─
詞章─文章作成の秘訣とは─

『呻吟語』をめぐって
一、『呻吟語』と『菜根譚』─中国二大処世訓の比較─
二、呂新吾と科挙─合格者名簿に名が見えないのはなぜ─

関係略年表
参考文献

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「呻吟語 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 明末に書かれた処世訓の本ですが、学ぶことの多い本でした。「深沈厚重是第一等資質」は有名ですね。「過ち有るは是れ一つの過ちなり。過ちを認むるを肯ぜざるは又是れ一の誤ちなり」過ちを認めないことで過ちが2つ 明末に書かれた処世訓の本ですが、学ぶことの多い本でした。「深沈厚重是第一等資質」は有名ですね。「過ち有るは是れ一つの過ちなり。過ちを認むるを肯ぜざるは又是れ一の誤ちなり」過ちを認めないことで過ちが2つになってしまうと。いつの時代も自分の非を認めるのは難しいということですね。そういえば、元判事の木谷明先生が冤罪は2つの意味で不正義だと書いていたことを思い出します。①真犯人を逃したという不正義、②無辜の者を処罰するという不正義。法的安定性はもちろん重要ですが、裁判所だって間違ったときは認めればいいのです。 …続きを読む
    大先生
    2021年01月29日
    13人がナイス!しています
  • 呂新吾によって書かれた、『菜根譚』と並び称される明代の処世訓集。『菜根譚』と比べるとやや固く論理的かつ散文的な文章という印象。「善人が幸福だとは限らないし、悪人が不幸だとも限らない。君子はこのことをよ 呂新吾によって書かれた、『菜根譚』と並び称される明代の処世訓集。『菜根譚』と比べるとやや固く論理的かつ散文的な文章という印象。「善人が幸福だとは限らないし、悪人が不幸だとも限らない。君子はこのことをよく知っている。・・」「詩を創作するのは、泣き笑いと同じで、やむべからざる心情に発していなければならない。・・」「不幸がないということより幸せなことはない。ことさらに幸せを求めようとすることより不幸なことはない。・・」など。やはり冷静沈着な精神を持ち硬軟のバランスの取れた中庸の人間を目指している思想書。 …続きを読む
    ロビン
    2019年04月11日
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  • 菜根譚と同じ時期に記された書。儒学をベースに、菜根譚と同じスタンスで書かれているが、より実社会に近い感じがする。菜根譚より個人的には好み。言志四録にも近い読後感。元々は約二千条もある中の抜粋なので、特 菜根譚と同じ時期に記された書。儒学をベースに、菜根譚と同じスタンスで書かれているが、より実社会に近い感じがする。菜根譚より個人的には好み。言志四録にも近い読後感。元々は約二千条もある中の抜粋なので、特に良い部分だけが集まっているかもしれないが、単なる処世術ではなく、生きていく上での本質が示されており、企業人だけでなく幅広い人に読んで欲しい本。現代にも通じることも多い。著者の解説も詳細で、他の中国思想との関連がわかりやすい。改めて論語を読みたくなった。 …続きを読む
    ぶるーめん
    2019年02月28日
    5人がナイス!しています

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