娘役

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041057162
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娘役

  • 著者 中山 可穂
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2018年07月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784041057162

タカラジェンヌとヤクザの組長。『男役』に続く好評の宝塚シリーズ第二弾!

宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから
ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。
宝塚歌劇団の若手娘役・野火ほたるは新人公演でヒロインに抜擢され、一期上の憧れの男役・薔薇木涼とコンビを組むことになる。ほたるの娘役としての成長と、バラキとのコンビ愛。そんな彼女を遠くから
ひそかに見守り続ける孤独なヤクザ・片桐。大鰐組では若頭のことを二番手と呼び、兄貴分のことを上級生と呼び、引退のことを卒業と呼んでいた。組員には全員愛称がついていた。それが宝塚の風習を踏襲したものだということを知っているのは片桐だけだった――。決して交わるはずのないタカラジェンヌとヤクザの組長、それぞれの十年を切なく濃密に描く。『男役』に続く、好評の宝塚シリーズ第二弾。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「娘役」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ヤクザの片桐蛍一が標的の組長を追って入り込んだのは宝塚大劇場だった!なんなんだ、ここは!ベルサイユ宮殿か!そこで片桐の顔めがけて飛んできた一足の靴、その靴が彼の人生を変えた。極道の世界と宝塚の世界を往 ヤクザの片桐蛍一が標的の組長を追って入り込んだのは宝塚大劇場だった!なんなんだ、ここは!ベルサイユ宮殿か!そこで片桐の顔めがけて飛んできた一足の靴、その靴が彼の人生を変えた。極道の世界と宝塚の世界を往復する物語、だがそこには意外と共通点があった。厳格な上下関係、組というチーム、そして「品格、行儀、謙虚」。靴の持主、娘役の野火ほたるを密かに応援する片桐がいじらしいが、客観的にはギャグにしかならない、哀しい喜劇だ。三年前、初めて観劇した大劇場、銀橋や大階段が目に浮かぶ。この物語ではハッピーエンドは望めないな。 …続きを読む
    エドワード
    2019年04月03日
    37人がナイス!しています
  • ヤクザの片桐に終盤、次々と死亡フラグが立っていたのでドキドキしながら読んでいたが、やはり……。彼が人知れず愛し応援していた野火ほたるの娘役トップお披露目公演を見せてあげたかったなあ。この物語を読みながら ヤクザの片桐に終盤、次々と死亡フラグが立っていたのでドキドキしながら読んでいたが、やはり……。彼が人知れず愛し応援していた野火ほたるの娘役トップお披露目公演を見せてあげたかったなあ。この物語を読みながら、かつて私を虜にした娘役達の麗しい姿が脳裏に思い浮かんでは消えていった。スーパーリフトはあまり意識したことがなかった。長くファンをやっているとやって当然という認識と感想だったけど、考えてみればタカラジェンヌたちは身体を張って、まさに命懸けで舞台を務めているのだ。久しぶりに宝塚の映像が恋しくなった。 …続きを読む
    みかん
    2018年12月03日
    23人がナイス!しています
  • 「男役」に続く中山可穂さんの宝塚シリーズ第2弾!今回は娘役にスポットライト当たってるもどっぷり宝塚目線ではなくファン目線もあり更に読んでいて楽しかったです しかもそのファンがヤクザの親分って所もミスマッ 「男役」に続く中山可穂さんの宝塚シリーズ第2弾!今回は娘役にスポットライト当たってるもどっぷり宝塚目線ではなくファン目線もあり更に読んでいて楽しかったです しかもそのファンがヤクザの親分って所もミスマッチでおもしろい!強面のおじさんが宝塚でときめいてる姿を想像しただけで顔が綻びます!そしてレオン様の登場にも顔が綻びました!次は銀橋だわ! …続きを読む
    はっち
    2019年03月11日
    20人がナイス!しています

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