- 著者 大澤 真幸
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年09月22日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044002800
憎悪と愛の哲学
- 著者 大澤 真幸
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年09月22日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 224
- ISBN:
- 9784044002800
愛する人を憎め。日本人には、憎悪が足りない――。社会と人間をめぐる講義
愛する人を憎め。
日本人には、憎悪が足りない。
イスラーム過激派テロから、原爆投下の裏面史まで。
縦横無尽な論証で社会学の最重要概念を更新する、
「神」「資本主義」「歴史」をめぐる思考の冒険。
第1章 資本主義の神から無神論の神へ
第2章 憎悪としての愛
「経験や行動は、できるだけ浅く、短いところに、思考を着地させようとするのだ。
経験と行動が発する重力に負けて、着地してしまうと、思考の明晰性が届かない
領域が広く取り残されることになる。だが、このとき、もし〈概念〉をもっていれば、
思考はその分だけ遠く飛ぶことができる。」 ――「まえがき」より
日本人には、憎悪が足りない。
イスラーム過激派テロから、原爆投下の裏面史まで。
縦横無尽な論証で社会学の最重要概念を更新する、
「神」「資本主義」「歴史」をめぐる思考の冒険。
第1章 資本主義の神から無神論の神へ
第2章 憎悪としての愛
「経験や行動は、できるだけ浅く、短いところに、思考を着地させようとするのだ。
経験と行動が発する重力に負けて、着地してしまうと、思考の明晰性が届かない
領域が広く取り残されることになる。だが、このとき、もし〈概念〉をもっていれば、
思考はその分だけ遠く飛ぶことができる。」 ――「まえがき」より
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「憎悪と愛の哲学」感想・レビュー
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講義録なので冗長ですが、論考の質が落ちているわけではありません。地の文章がシンドイ読者にはうってつけです。本書は逆転で出来ています。前半では無神論的な資本主義は、何かを信じるということで成り立っている …続きを読む2018年10月16日27人がナイス!しています
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講義録ながらかなり濃い議論が展開される。「神/資本主義」編と「愛/憎悪」編の二部構成で、特に後半の冒頭の話、原爆投下において日本人は憎しみが足らず、アメリカ人は憎しみが過多だったという論は非常にクリティ …続きを読む2018年01月05日17人がナイス!しています
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NPO東京自由大学での講義をまとめたもの。あとがきによれば、もともと本としてまとめる予定はなかった。そのため、書き下ろしの一冊としてのまとまりに欠けるきらいはある。起承転結で言うと、「承」や「転」で終わ …続きを読む2017年11月09日14人がナイス!しています