- 著者 椰月 美智子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041056028
消えてなくなっても
- 著者 椰月 美智子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2017年05月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041056028
もしも大切な存在が、目の前からいなくなってしまったら……
物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童があらわれていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎える。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。
節子さんの秘密に迫る、幼少期の出来事を描いた短編作「春の記憶」を収録。
節子さんの秘密に迫る、幼少期の出来事を描いた短編作「春の記憶」を収録。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
消えてなくなっても
春の記憶(文庫版、初収録)
解説 朝宮運河(ライター、書評家)
春の記憶(文庫版、初収録)
解説 朝宮運河(ライター、書評家)
「消えてなくなっても」感想・レビュー
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憑くとか霊魂とか、私はこの物語をフィクションだとは思えないくらい身近に感じてきた。それでも、このラスト。やっぱり読み返してしまうでしょう。驚いた。2019年11月23日86人がナイス!しています
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椰月さんだし、この表紙だし、ジュブナイルかと思ったら、全然違った。皆さんのレビューでなんとなく内容は推測してたけど、ここまでとは。しかし、河童のキヨシがいいキャラで救われた。姉弟が生き別れたのには納得 …続きを読む2019年06月26日65人がナイス!しています
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この本の「消えてなくなっても」にはレビューが多いけれど「春の記憶」のつきのとあおのの世話を焼く節子のレビューが少なくて。幼い頃に死にかけた節子、その節子を救ったのは目に見えぬモノやお婆さんの力。私の育 …続きを読む2023年05月24日59人がナイス!しています